【創作羞恥小説】待ちに待った婦人科検診

大学生

20歳も過ぎ、ついに私のもとにも一通の手紙が届いた。

『婦人科検診のお知らせ』

普通の女性なら、これを見て顔を曇らせるはずだ。
まだうら若き乙女が、見ず知らずの医師の前で大事な場所を無防備に晒さなければならないのだから。
本来なら、憂鬱で逃げ出したくなるようなイベントに違いない。。

私だって、あの件がなかったら憂鬱だったと思う。

あれは三年ほど前のことだった。

ひどい風邪を引いて近所の内科に駆け込んだ時のことだった。
それまでの健康診断や診察では、いつも最大限の配慮をしてもらっていた。
聴診器を当てる時も、服の隙間から滑り込ませるようにして、決して肌が見えないように気遣ってくれるのが当たり前だと思っていた。

だが、その日の病院は違った。 胸の音を聴く際、いつものように服の裾を少しだけ浮かせるつもりだった私の手より先に、看護師さんの手が動いた。

「はい、失礼しますね。」

事務的な声とともに、シャツも、その下の下着も容赦なく胸の上まで捲り上げられた。
人生で初めて家族以外の、それも男性であるお医者さんの前で私の裸が露わになった瞬間だった。

頭が真っ白になるような恥ずかしさに襲われる――はずだった。
しかし、私の体の中を駆け抜けたのは、拒絶ではなく言葉にできないほど熱い衝撃だった。
「お医者さんだから仕方ない。」という大義名分のもとで、拒むことも許されず、ただ一方的に見つめられ、冷たい聴診器でなぞられる。
その受動的な背徳感に、私は抗いようもなく興奮してしまったのだ。

それ以来、私の心には飢えのような欲求が居座り続けている。

「お医者さんに、不可抗力で裸を見られたい。」

けれど皮肉なことに、それからの私は風邪一つ引かない健康優良児で、病院とは無縁の悶々とした日々を過ごしてきた。

そんな私にとって、この一通の手紙は、まさに神が与えてくれた天恵のように思えた。

手紙の案内を詳しく確認してみると、基本の検査内容は「腹部超音波(エコー)検査」と「内診台での診察」の二つだと書いてあった。

お腹の上から機械を滑らせて中を覗かれる検査と、あの脚を大きく開いて固定されるという内診。
それだけでも十分すぎるほど刺激的だが、私の目はその下にある『オプション項目』に釘付けになった。

『乳房検査:視触診、および超音波検査』

追加の料金は数千円。
普通の女の子なら「今回はいいかな。」とスルーするかもしれない。
ましてや若い世代なら、そこまで念入りに調べる必要はないのかもしれない。

けれど、私にとっては違う。
これこそが、あの三年前の記憶……無防備に捲り上げられたシャツの下で、熱く脈打っていた私の胸を、もう一度「医療」という名のもとに差し出すための、正当なチケットなのだ。

(これをお願いすれば、お医者さんは私の胸に直接触れて、時間をかけて隅々まで観察してくれる……。)

想像するだけで、指先がわずかに震えた。
私は迷うことなく、申込用紙のその項目に、力強く丸を付けた。

当日に向けて、財布の中には追加料金を忍ばせ、心の中には誰にも言えない期待を詰め込んだ。 「20歳の健康管理のためですから。」
鏡の中の自分にそう言い聞かせながら、私はその日が来るのを、指折り数えて待ちわびるのだった。


病院へ到着した私の胸は、期待と緊張で今にもはち切れそうだった。
受付で例の用紙を差し出し、オプションの追加料金を支払う。
指先が少し震えていたけれど、受付の女性は慣れた手つきで事務的に処理を進めていく。

「では、こちらを書いて待合室でお待ちください。」

手渡されたのは一枚のクリップファイルに挟まれた問診票。
ふと周りを見渡すが、検査着を渡される気配はない。

「あの、検査着とかはなくて大丈夫ですか? 私服のままですか?」

念のために聞いてみる。

「はい、私服で大丈夫ですよ。」

そうなのか。デニムで来ちゃったけど、スカートの方が良かったかな。
そんなことを思いながら椅子に座り、問診票を記入していく。

「ええと、性経験の有無、か。」

私は以前彼氏がいて、すでに経験済みだった。
だが、彼氏に裸を見せたときでさえ、お医者さんに胸を見られたときほどはドキドキしなかった。どこか物足りなさのようなものを覚えてしまい、その関係もあまり長続きはしなかった。

性経験の欄に丸を付け、そのほかの項目も順番に埋めていく。
すべての項目を埋め終え、ペンを置く。

「河合さーん、診察室へどうぞー。」

そうこうしているうちに、どうやら私の名前が呼ばれたようだ。
三年分の思いを、やっとぶつけるときが来たような気がした。


ノックをして診察室に入ると、そこには三年前のあの日の光景を切り取ったかのように、看護師さんと中年男性の医師が待っていた。

「問診票を渡して、そこに座ってください。」

促されるまま椅子に腰掛ける。心臓の音が耳元まで届きそうだ。

「河合さんは乳房の検診がオプションですね。何か気になるところがありましたか?」
「あ……親に勧められて。二十歳になったから一度診てもらえって……。」

怪しまれないよう、用意していた「普通の女の子」の台詞を口にする。
医師は頷き、カルテに目を落とした。

「わかりました。では、まずは触診からしていきましょう。服を捲ってください。」

その一言だけで、胸の奥がどくんと大きく鳴った。
落ち着け。落ち着け、私。

「あ、は、はい……。」

できるだけ慣れていないように見えるよう、私はシャツの裾を少しだけ持ち上げた。
すると、後ろにいた看護師さんが静かに声をかけてきた。

「すみません、それだと診られないので。下着と一緒に上げますね。」

パチン、とブラジャーのホックが外れる軽い音。
次の瞬間、シャツも下着も無造作に胸の上までガバッと捲り上げられた。
遮るもののなくなった私の両胸が、眩い蛍光灯の下、医師の眼前にブルンと晒される。

「キャッ……!」

思わず本能で腕を交差させ、胸を隠した。
演技ではない。あまりに事務的な「露出」に、脳が焼き切れるような高揚感を覚えたからだ。

「ごめんね、恥ずかしいと思うけど、ちょっと我慢してね。」

優しく諭す医師の瞳。この人は善意で、私の健康を守るために診てくれている。
そんな人を快楽の対象にしようとしている自分への罪悪感。
けれど、一度走り出した本能はもう止められなかった。

おずおずと手を離すと、医師の視線が私の胸をじっくりと、学術的に観察し始める。

「うん、綺麗な丸い形をしているね。変形は危険信号だから、まずは一安心だ。」

そう言いながら、医師の右手が私の左胸に伸びる。

「ちょっと触っていくね。」

躊躇なく、見知らぬ男性の指先が私の柔らかな膨らみに食い込んだ。
ふにゃふにゃと、しこりを探す名目で揉み解されていく。

「……っ!」

快楽とも羞恥ともつかない悲鳴を喉の奥で押し殺す。
同じように右胸も弄ばれ、仕上げとばかりに、両方の乳首を指先でキュッと摘み上げられた。

「んっ!」

脳天まで突き抜けるような刺激。

「先端から、何か液体が出たりはしない?」
「あ、はい……特に出たり、は……んっ! しません……っ!」

答え終わる前に、今度はさらに強くギュッと絞るように摘まれた。
二度、三度。医師は私の反応など気にも留めず、淡々と、しかし確実に私の身体を「検査」していく。

解放されたと思ったのも束の間。

「ちょっと、お腹も見させてくださいね。」

そう言って、医師の手は私のデニムのボタンに掛かった。
金属の音がして、ジッパーが下ろされる。診察室の冷たい空気が、露わになった下腹部に触れた。

「お腹は痛くない? 違和感はないかな?」
「はい……お腹は、特に……。」

その時だった。 医師の指先がパンツのゴムに指を掛け、無造作に下へと引き下げたのだ。

「…………っ!?」

晒された秘部。
医師はそこを覆う毛を指先でつまみ、その感触を確かめるように触れている。
全部見られる覚悟はしていた。けれど、このタイミングで、こんなに唐突に。
頭の中が真っ白になり、私はただ、されるがままにすることしかできなかった。


「ではエコーの検査に入りましょう。あちらの診察台に仰向けに寝てください。」

医師の言葉にハッとして、私は慌ててシャツを引っ張り、剥き出しの胸を隠した。
見られたいと願っていたはずなのに、いざその視線に晒され続けると、隠れていた「普通の女の子」としての羞恥心が必死に抵抗を試みる。

だが、そんなささやかな抵抗は一瞬で無効化された。
診察台に横たわると同時に、看護師さんが迷いのない手つきで再びシャツをグイッと持ち上げる。

「失礼しますね。」

さらに、デニムと下着も容赦なく下へと引き下げられた。
今の私は、胸からお腹、そして秘部の境界線までが完全に露わになっている。
中途半端に捲り上げられた服の感触が、皮肉にも「隠すべき場所をすべて晒している」という事実を、全裸の時よりも鮮明に肌に伝えてくる。

「ゼリーを塗っていくね。冷たかったら言ってください。」

医師がボトルを逆さにし、私のお腹にジェルを落とした。
ひんやりとした感触。
けれど、興奮で火照りきった私の体には、その冷たさがかえって心地よく、肌を粟立たせた。
プローブがお腹の上を滑り、ジェルを広げていく。
医師は手元の感触よりも、モニターの中の私の「内側」を凝視している。

「では、続いて乳房の検査に入りますね。」

お腹の次は、胸。 再びジェルが落とされ、乳房の上を機械が這い回る。
プローブが乳首の先端を掠めるたび、私の体は「ピクッ」と跳ねるように反応してしまった。

(やだ……硬くなってるの、バレちゃう……。)

医師の指先が、今度は直接私の乳房を掴んだ。
しこりを探すためか、あるいはジェルのつき具合を確認するためか。
乳首を何度も、何度も執拗に刺激され、私は困惑と悦楽の波に飲み込まれそうになる。
これが正しい検査の手順なのか、それとも……。
初めての私には、それを確かめる術も、拒む理由もなかった。

「はい、おしまいですよ。ゼリーを拭いたら、次は内診台の方に行ってね。」

夢心地の時間は唐突に終わりを告げた。
我に返った私は、慌てて手で自分の体を覆い隠そうとする。

「はい、ゼリー拭きますから、手をどけてくださいね。」

看護師さんに優しく、けれど抗えない力で手を退かされ、タオルが肌を滑る。

「河合さん、おっぱい大きいですね。」

不意に投げかけられた言葉。
それは、病室の静寂の中で、あまりにも無邪気に私の鼓動を跳ねさせた。

「あ、はい……ありがとうございます……。」

そんな時、どんな顔をすればいいのか。どんな言葉を返すのが正解なのか。
パニックに近い混乱の中、私は急いでデニムのジッパーを引き上げた。
けれど、次に待っているのは―― このクリニックで最も「逃げ場のない」場所、内診台。

私は震える脚で、カーテンの向こう側へと足を進めた。


「ズボンと下着を脱いで、こちらのかごに入れてくださいね。」

看護師さんが指し示したのは、内診台のすぐ脇に置かれたプラスチックのかごだった。
仕切りもカーテンもない。
そこは、医師からも看護師さんからも、私の動作がすべて丸見えになる「特等席」だった。

(ここで、脱ぐの……?)

二人の視線を肌に感じ、逃げ場のない空気に喉が乾く。
けれど、診察を待たせるわけにはいかない。
私は覚悟を決め、デニムのボタンに手をかけた。 ジッパーを下ろし、足元にデニムを落とす。
続いて、指先をショーツのゴムに引っ掛けた。
他人に見られながら、自分の意思で下着を脱ぐという行為が、これほどまでに恥ずかしいものだとは思わなかった。
羞恥で震える指に力を込め、一気に膝下まで引き抜く。

さっきのエコーの時も晒していたはずなのに、自分の手で脱ぎ去った瞬間下半身は妙に心許なくなっていた。
私は脱ぎ捨てたショーツを隠すようにデニムの下に押し込み、両手で股間を覆い隠しながら、内診台へと一歩を踏み出した。

目の前には、ネットの画像で何度も、何度も検索して、夢にまで見たあの「椅子」がある。

高鳴る鼓動を抑え、おずおずと台に腰を下ろす。
冷たいビニールの感触が直接肌に伝わってくる。指示されるまま、両脚を左右のホルダーに乗せた。

「では、固定しますね。」

看護師さんの手によって、ベルトが締められる。
その瞬間、私の体は物理的に自由を奪われた。
もう、自分の意思で脚を閉じることも、逃げ出すこともできない。まな板の上の鯉のように、ただ晒されるのを待つだけの存在へと作り替えられたのだ。

「では、診ていこうね。」

カーテンの向こう側から、医師の落ち着いた声が響く。 私がこの手を退かせば、そこにはもう、隠すものは何一つ残っていない。私のすべてが、明るいライトの下で白日の下に晒されることになる。

「…………」

羞恥で顔が燃えるように熱い。けれど、それ以上に、期待と興奮で口角が緩んでしまいそうになる。私は奥歯を噛み締め、にやけそうになる顔を必死で抑え込んだ。

「はい、お膝の力抜いてくださいねー。」

看護師さんの声を合図に、私はゆっくりと、自分を隠していた両手を離した。


「はい、開くよ。」

その合図とともに、医師の指が私の秘部の門にかけられた。
私の承諾も、心の準備も待たず、左右へと容赦なく押し広げられる。

「うん、綺麗な形をしているね」

淡々と、まるで標本でも眺めるような調子で放たれた言葉。その一言が、私の全身を焼くような熱さで包み込む。
(恥ずかしい……。でも、もっと……もっと隅々まで見て……っ)
私の中の「普通の女の子」が上げる悲鳴は、暴走する性癖によってあっという間に掻き消されていった。

だが、衝撃はそれだけでは終わらなかった。
医師の指先が、大事な部分の上方へと滑り、そこをクイッと無造作にめくり上げたのだ。

(く、クリトリス……!? そんなところまで、剥き出しにするの……!?)

想定外の事態に、私の体は硬直した。
診察の範囲だとは分かっていても、一番の急所を白日の下に晒され、弄ばれる屈辱。
慌てふためく私の手に、看護師さんが優しく手を置いた。

「落ち着いて、力を抜いてくださいね。急に動くと怪我しちゃいますよ。」

その静かな忠告に、背筋が凍るような恐怖を覚える。
怪我――その言葉が、今の私がどれほど無防備で、医師の指先にすべてを支配されているかを突きつけてきた。

なるべく、動かないように。されるがままに。
私は息を詰め、震える脚を固定された台に預けた。

その瞬間だった。 一番敏感な部分に、電撃のような刺激が走った。

「っ……あ……!」

何が起きているのか確かめようとしたが、私の視界は上半身と下半身を無情に隔てるカーテンによって遮られていた。
目に見えるのは、天井の白い蛍光灯と、看護師さんの横顔だけ。
カーテンの向こう側で、私の最も恥ずかしい場所が、男性医師によってどのように扱われ、どのように「観察」されているのか、私には知る術がない。

見えないからこそ、指先の感触だけが、泥沼のように脳に溶け込んでくる。
あそこを、広げられ、摘まれ、擦られている。
医療という大義名分を盾にした、絶対的な支配と服従の時間。

「では、次はクスコを入れていきますね。少し圧迫感がありますよ。」

カーテンの向こう側から聞こえる、カチャリという無機質な金属音。
直後、私の体内に、これまで経験したことのない異物感が侵入してきた。

「い、痛いです、先生……っ!」

思わず声が漏れる。
以前、彼氏と経験した時のものとは比較にならないほど、その金属は硬く、容赦がない。
無理やりこじ開けようとする異物に対し、私の体は本能的に拒絶反応を示し、固く閉ざそうとしてしまう。

「うーん、河合さん、ずいぶんと狭いね。少し潤滑液を出さないとダメかな。」

潤滑液を出す?
医師の淡々とした言葉の意味を咀嚼する暇もなかった。
剥き出しにされていた私の最も敏感な場所に、再び強烈な刺激が走る。

「え? ええっ? 先生……んっ! ……ああっ!」

逃げ場のない台の上で、腰が跳ねる。
カーテンの向こうで何が行われているのかは見えない。
ただ、医師の指先が、私の意思を無視して「診察を円滑に進めるため」という名目で、あそこを執拗に攻め立てていることだけが伝わってくる。

「河合さん、少し声を我慢してね。待合室に聞こえてしまいますよ。」

看護師さんの氷のように冷たい声が降ってきた。
その一言に、背筋が凍りつく。
今、このドア一枚隔てたすぐ向こうには、大勢の患者たちが順番を待っているのだ。
もし今の声を聞かれたら、私が「診察」を受けながらこんな破廉恥な声を上げていることが知れ渡ってしまう。

慌てて両手で口を塞ぐが、湧き上がる熱情は抑えきれない。

(早く、早く終わって……っ!)

これは、下心を持って聖域である病院にやってきた私への罰だ。
そう自分に言い聞かせようとする理性を嘲笑うかのように、体は正直に快感に染まっていく。

(もっと……もっと触って……!)(ダメ! こんなこと、許されるはずがない!)

相反する二つの心がせめぎ合う中、ついに臨界点に達した。

「だ、ダメです! 我慢、できませんっ!」

大きく身体を痙攣させ、私は内診台の上で無様に果ててしまった。
静まり返る診察室に、私の荒い呼吸だけが響く。

「うん、だいぶ潤滑液が出たね。じゃあ、またクスコを挿入していくね。」

医師は私の絶頂など「単なる生理現象」として処理し、湿り気を帯びたそこへ、再び冷たい金属をずぶりと押し込んだ。

「んはぁっ……!」

情けない声が漏れ、視界の端に映った看護師さんと目が合う。
彼女の瞳には、ただ事務的に仕事をこなす者特有の「呆れ」が混じっていた。

その視線に、私は二度と消えないほどの深い羞恥を刻みつけられた。


クスコが体内で鈍い音を立てて開かれる。
その異物感に身を悶えさせていると、カーテンの向こうで医師が弾んだ声を上げた。

「ほう、これはこれは。山下君、ちょっとこっちに来て。」

看護師さんが私の足元に回り込む気配がした。

「山下君、これ見えるかな?」
「あらあら……これって『ミミズ千匹』ってやつですよね。私、本物は初めて見ました。」

二人が私の秘部を覗き込み、まるで珍しい症例を批評するかのように囁き合う。
羞恥で頭が割れそうだったが、過剰な刺激に晒され続けた脳は、もはや正常な思考を拒否していた。

「河合さん、院内で共有したいので、記録のために内部の写真を撮ってもいいですか?」

看護師さんの事務的な問いかけに、私は反射的に答えてしまった。

「あ……はい、どうぞ……。」

ピロリン、ピロリン。 静かな診察室に、無機質なシャッター音が何度も響く。
何をされているのか、どれほど破廉恥な姿を記録されているのかも分からない。
けれど、私の体はその「観察」される悦びにしっかりと応えていた。

「分泌液がまた出てきたね。今のうちに採取してしまおう。」

綿棒のようなものが挿入され、私の中から溢れる体液を絡め取っていく。
その微かな摩擦にさえ快楽を求めて腰を浮かせると、看護師さんの少し呆れた声が降ってきた。

「河合さん、腰を動かさないでくださいね。検査になりませんよ。」

馬鹿にされている。完全に、私はこの人たちの玩具にされている。
絶望的な屈辱の中、クスコがずるりと引き抜かれた。

「……うふっ!」

情けない声が漏れる。そんな私を見下ろして、看護師さんが医師に提案した。

「先生、河合さんをこのままにするのも良くないんじゃないですか? 楽にしてあげた方が……。」
「そうか。仕方ない、山下君。君は彼女のバストをマッサージしてあげなさい。」

マッサージ? 何を言っているの? 戸惑う間もなく、シャツと下着が三度、ガバッと捲り上げられた。

「河合さん。もう一度気持ちよくなったら、検査は終わりですからね。……声は出さないように。」

直後、陰核に鋭い刺激が走った。

「んはぁっ! 先生、何を……っ!」

叫ぼうとした口を、看護師さんの掌が強引に塞ぐ。

「静かに。じっとしていれば、すぐに終わりますよ。」

看護師さんは私の口から手を離すと、今度は両方の乳首を指先で強く捻り上げた。

「い、痛いです……っ。」

悲鳴を上げる私を見て、彼女の唇にサディスティックな笑みが浮かぶ。
リズミカルに繰り返される乳首への刺激。
同時に、医師の指先が陰核を執拗に揉み解していく。
敏感な三点を同時に攻め立てられ、私の理性は音を立てて崩壊した。

「い……いくっ! あああああっ!」

二人の目の前で、今日二度目の絶頂を迎えた。
激しい痙攣が全身を襲い、頭の中が真っ白に染まったその瞬間。

――チョロチョロチョロ……。

静まり返った診察室に、あってはならない音が響いた。

「おやおや。河合さん、お漏らししてしまったね。」

先生の声が遠くに聞こえる。


「うん、河合さんは見事な健康体だね。」

データが並ぶモニターを見つめながら、医師は事も無げにそう告げた。
さっきまで内診台の上で無様に果て、あろうことか粗相までしてしまった私は、もはや顔を上げることもできない。
ただ小さく縮こまり、タイル張りの床を見つめることしかできなかった。

「……すいませんでした。本当に、ご迷惑をおかけして……。」

消え入りそうな声で謝罪する。
診察台に残された私の痕跡を、看護師さんと医師は嫌な顔一つせず、事務的に、けれど丁寧に処理してくれた。
その優しさが、今は何よりも鋭い刃となって私の自尊心を切り裂いていく。

「それよりも、気持ちは晴れましたか?」

不意に投げかけられた言葉に、心臓が跳ねた。
恐る恐る視線を上げると、医師はカルテから目を離し、穏やかな眼差しで私を見ていた。
……バレている。
私が健康管理のためではなく、ただ「見られたい」という浅ましい下心でここへ来たことも、あの診察室での出来事に悦びを感じていたことも。そのすべてが。

「河合さん、顔を上げてください。」

促されるまま、私は熱い顔を持ち上げた。

「病気は体だけではありません。もし、また心が疲れてしまったら……いつでもここに来てください。」

その言葉の真意を測りかねて、私は息を呑む。
医師はわずかに口角を上げ、眼鏡の奥の瞳を細めた。

「医療の範囲内ですが。あなたの心と体を、私たちが適切に『調整』して差し上げられるかもしれませんからね。」

――それは、事実上の「公認」だった。 私が抱えるこの歪んだ渇きを、この診察室という密室でなら、正当な「処置」として満たしてやろうという、甘美な宣告。

「あ……あ、ありがとうございます……っ!」

私の声が、歓喜で震える。
私は、自分の体を守るための知識だけでなく、この先ずっと通うことのできる「聖域」への通行証を手に入れたのだ。


エピローグ

あの波乱に満ちた検診の日以来、私は一度も病院の門を叩いていない。
あれほど私を支配し、疼かせていた「お医者さんに仕方なく見られたい」という狂おしい渇きは、驚くほど静かに凪いでいた。
毎晩寝る前のルーチンと化していた、お医者さんに無理矢理診られると言う妄想での自慰行為もぴたりと止まっていた。

「いつでも、あの場所で診てもらえる。」

その確信が、呪いのように私の心を縛っていた鎖をほどいてくれたのだ。。
もしかすると先生は、私の下心を見抜いた上で、その「安心」こそが私を正常な日常へ連れ戻すと見越して、あのような提案をしてくれたのかもしれない。
今となっては、その深い慈愛に似た心遣いに心から感謝している。

そして今日、私は久しぶりのデートに向かう。
連絡をくれたのは、以前物足りなさを感じて別れてしまった元彼だった。

「もう一度、やり直せないかな。」

そのメッセージを見た瞬間、私の胸は妙なほど跳ねた。
以前には感じられなかった、純粋で瑞々しいドキドキが、確かに私の体の中に息づいている。

あの羞恥に塗れた内診台は、私が一歩前へ進むために必要な儀式だったのかもしれない。

(大丈夫。今の私なら、きっと前を向いて歩いていける。)

鏡の前でスカートの皺を伸ばし、私は小さく微笑んだ。
もし、また人生に迷い、心が疼いて止まらなくなったら……その時はまた、あの診察室へ「調整」してもらいに行けばいいのだから。

私は軽やかな足取りで、新しい恋が待つ街へと踏み出した。

END


ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

よければ、ジャンル別の目次から次の作品も探してみてください。

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