【創作羞恥小説】温泉の夜

創作羞恥CMNF

【前作、紗季の骨折はこちら↓】


久しぶりの休暇が取れた。
一人旅を満喫し、クタクタになりながら旅館に到着する。

今夜は部屋食。
ゆっくりのんびり過ごそう。
そして――前回の反省を活かして、お酒はほどほどに。
…そう、思っていたはずなのに。

地酒が、あまりにも美味しすぎた。
食事に添えられた魚料理と相性が良すぎる。
料理と一緒に運ばれてきた一瓶だけで済ませるつもりだった。
だが女将さんが、にこやかにこう言った。

「冷蔵庫にも入っておりますので、よろしければ。」

……もう、止められなかった。

結局、酒に飲まれてしまった。
いつの間にか女将さんが敷いてくれた布団に包まれたまま、私は眠っていた。


ふと目を覚ますと、時計は深夜1時を指している。

「……やってしまった。」

今日一日たくさん歩いて汗をかいたというのに、風呂に入らず眠ってしまっていた。

「お風呂……入ろ。」

まだ酒が残っている。寝ぼけた頭のまま、私は服を一枚ずつ脱いでいった。
いざ部屋の風呂に向かおうとしたとき、ふと女将さんの言葉を思い出す。

「うちの露天風呂は23時間空いていますから、いつでも入ってくださいね。」

どうやら1時間は掃除のために閉まるらしいが、その時間がいつかは聞いていなかった。
けれど少なくとも――深夜も入れると言っていた。

「せっかく温泉に来たんだから、露天風呂行ってみるかな……。」

そう思ったときには、すでに全裸だった。
いまさら服を着直すのも面倒だった。

「そういえば……浴衣、あったな。」

脱衣所に畳まれていた浴衣を羽織る。
素肌に浴衣だけ。
シラフなら絶対にしないだろうことを、あっさりやってしまうのは――
やはり、アルコールがまだ抜けきっていない証拠だった。

ふらふらとしながら、露天風呂へ向かう。

「女湯、よーし。」

小さく指差し確認をして、誰もいない脱衣所に入った。
辺りは静まり返っている。
どうやら、本当に誰もいないようだった。

私は浴衣をさっと脱ぎ、脱衣カゴに入れると、そのまま露天風呂へと向かった。

まずは、掛け湯。
誰もいないことをいいことに、豪快にお湯をかける。

そして、ゆっくりと湯船に浸かった。

「あ”〜〜……。」

自分でも驚くほど、若い女性らしからぬ声が漏れた。
けれど、それも――この贅沢な貸切温泉の魔力かもしれない。

広々とした露天風呂。
適度にぬるめのお湯。
夜風の心地よさ。

すべてが、心も身体も優しく癒してくれるようだった。

……気づけば、私はそのまま、湯船の中で眠ってしまっていた。

ハッと目が覚めた。
「……あれ、寝てたみたい。」

静かな露天風呂。
誰もいないことを確認して持ち込んでいたスマホを確認すると、どうやら1時間ほど眠っていたようだった。

「さすがにのんびりしすぎたかな。風邪ひく前に退散しますか。」

つぶやきながら湯船を出て、手早く体を流す。

「髪は……明日の朝に入ればいいか。」

中途半端に眠ってしまったせいか、身体が少し重だるい。
とにかく今は、あったかい布団でゆっくり眠りたい。
そう思いながら脱衣所へ入った。

……なぜか、入ったときより整頓されている気がする。

そして――自分が浴衣を入れていたカゴを見て、思わず声が漏れた。

「……え? うそ。なんで?」

浴衣が、なくなっていた。

確かにこのカゴに畳んで置いたはず。
寝ぼけていた記憶を何度もたぐる。だが間違いない。

回っていなかった頭が、急速にフル回転を始める。
まさか……私が寝ている間に、清掃が入った?

確かに、私が浸かっていたのは岩陰で、脱衣所からはほとんど姿が見えなかっただろう。
まさか、本当に……?

「ど、どうしよう……。」

手元にあるのは、体を洗うために持ち込んだ、小さなタオル一枚だけ。

私はそっと暖簾の外を覗いた。
虫の鳴き声だけが響く夜の空気。人気はない。

「……今なら誰にも会わずに、部屋に戻れるかも。」

そう呟いて、一歩を踏み出そうとした。
けれど――そのすぐ隣にある“内線電話”の存在には、気づかなかった。


角を曲がり、廊下の先をそっと覗く。
誰もいないことを確認しながら、慎重に一歩ずつ進んでいく。

「……私の部屋、こんなに遠かったっけ……。」

つぶやきながら、裸に小さなタオルだけの格好で、そろそろと歩いていた。

――そのときだった。

カシャッ。

背後で音がして、次の瞬間、ピカッと光が走った。

「なにっ!?」

反射的に振り返ると、そこには――小さな男の子がいた。
手には、まるでカメラのようなおもちゃを持って。

再び、男の子はそのおもちゃをピカッと光らせた。
私は裸であることすら忘れて、思わずしゃがみ込んで声をかける。

「……ぼく、こんな時間にどうしたの? お父さんとお母さんは?」

男の子は、キョトンとした顔をしていた。
年齢は、おそらく3歳くらいだろうか。

「かめら。」

そう言って、彼はおもちゃのカメラを差し出してきた。

「貸してくれるの?」

そう言いながら、私はそれを受け取った。

……そして、ようやく“今の自分の格好”を思い出す。

もしこれが本物のカメラだったら――
慌てて確認すると、レンズはあるが、本体は完全におもちゃ。
多分、フラッシュが光るだけの子供向けのものだろう。

ホッとしながらカメラを返すと、男の子はそれを構えた。
つい、私は笑ってダブルピースのポーズをとってしまう。

カシャッ。
ピカッ。

「……そんなことより、ご両親探さないと。君、ちょっとついてきてくれる?」

そう言って、私は男の子の手を取った。
まずは、自分の服を着るために部屋へ戻ろう――そう思った。

だがその間にも、彼は何度もカメラをこちらに向け、フラッシュを焚き続けた。

自分の部屋までは、あと少し。
背後でフラッシュが光るたびに、男の子がついてきてくれているという安心感があった。

そして、最後の難関――二階への階段に差し掛かる。

古い建物にありがちな急な階段。温泉に向かったときも少し怖かった場所だ。

「ついてこられる?」

男の子に声をかけると、「うん」と小さく頷いた。
どうやら少しは懐いてくれたようだ。

慎重に足を大きく上げて、一段ずつ登っていく。

男の子はというと、両手両足を器用に使って登っている。
登ってはフラッシュ、登ってはフラッシュ。

その明かりが、なんとも頼もしく足元を照らしてくれていた。

「こういうときは、子供の方が強いのかもね。」

思わず、そんな独り言をもらす。
やがて階段を登りきり、自分の部屋の前にたどり着いた。

この男の子以外、誰とも出会わなかったのは本当に幸運だった。


部屋に入ると、急いで予備の浴衣を羽織る。

「さて……こんな夜中に、大声で親御さんを探すわけにもいかないし。やっぱり受付かな。」

そう決めて、男の子の手を引いて受付へ向かった。

「……失礼しまーす。」

恐る恐る声をかけると、奥から人の気配がした。

「はい、どうなされました?」

女将さん――そしておそらく、その旦那さんが顔を覗かせた。

受付の奥に通され、事情を説明すると、どうやら心当たりがあるようだった。

「今日泊まってくださっているご夫婦のお子さんが、確かこの子だったかと……」

男の子はというと、旅館の主人にもらった牛乳をチューチューと飲んでいる。

「念のため、お部屋にお電話してみますね。」

女将さんがそう言って受話器に手をかけた、そのとき――

「す、すみません!」

大きな声が受付に響いた。
振り返ると、若い夫婦が血相を変えて立っていた。

「うちの子が、寝ていたはずなのにいなくなってしまって……!」

その声を聞いた瞬間、男の子の表情がパッと明るくなった。

「とーちゃ! かーちゃ!」

母親が駆け寄り、息子を強く抱きしめる。
涙を流して、何度も何度も名前を呼んでいた。

旅行先で、寝ていたはずの子供が消えていたら――
それはもう、取り乱して当然だ。
見ているだけで、私ももらい泣きしそうになった。

「申し訳ありません。一緒に寝たはずだったのに、いつの間にか抜け出していたみたいで……連れてきてくださって、本当にありがとうございます。」

旦那さんが深く頭を下げ、何度も感謝を伝えてくれる。
よく見ると、なかなかのイケメンだ。
奥さんも美人で、すごく素敵なご夫婦だった。

――私も、こんな夫婦になれたらいいな。

ふと、そんなことを考えていた。

すると、浴衣の裾が軽く引っ張られる感覚があった。
視線を落とすと、男の子が何か言いたげに立っている。

しゃがみ込んで、目線を合わせてみた。

「どうしたの?」

頭をそっと撫でながら声をかけると、男の子は小さく言った。

「ありがと。」

そして、にこっと笑ってお母さんのもとへ走っていった。

……可愛いなぁ。
そう思いながら顔を上げた瞬間――

さっと視線を逸らす旦那さん。
一方で、ニヤニヤが隠しきれていない旅館の主人。

「……? 何かありました?」

そう思っていると、奥さんが頬を赤くしながら言いにくそうに口を開いた。

「あ、あのですね、助けていただいた恩人の方に、こういうのも何なのですが……」

なに?
ほんとになんなの?

「浴衣……下にはちゃんと下着は履いた方が良いかと……」

一瞬、言われた意味がわからなかった。
だが次の瞬間――視線が自分の姿勢へと向かう。

私は子供の目線に合わせてしゃがんでいる。
膝は揃えているものの、足先は大きく開いていて――
さながら逆V字のような体勢だった。

「――っ!!?」

思わず浴衣を押さえて勢いよく立ち上がった。
ただ立てばいいものを、焦って浴衣を思いっきり引き下げてしまい――

結果として
二つの果実が見事に咲いた。

ぷる…ん。
そんな擬音が聞こえた気がした。

顔が一瞬で熱くなる。
酔い、寝ぼけ、油断、その全てが招いた惨事だった。

旦那さんは見ないようにしている――“風”で、しっかり視線はこちらに向いていた。
奥さんはというと、「あちゃー……」といった顔で視線を逸らしている。

そして、旅館の主人は――

「がっはっはっは! 子供を助けてくれた上に、良いもんまで見せてもらったお礼だ! 昨日の酒代は全部タダでいいぞ!」

腹を抱えて笑いながら、そんなことを言ってきた。

……こっちはそれどころではない。
とっさに背を向ければよかったものの、その場であたふたと浴衣を直そうとしたせいで、
上やら下やらがちらちらと覗いてしまう。

「も、もうやだーーーっ!!」

思わず、今日一番の声が廊下に響いた。


翌朝。
私は朝風呂に向かいながら、自分に言い聞かせるように呟いた。

「昨日のことは忘れよう。人助けと温泉の気持ちよさだけ持って帰ろう。」

そして暖簾の前で、昨日の親子とばったり出会ってしまった。

奥さんからは丁寧にお礼を言われ、「旅館を出る前にご挨拶できてよかったです。」と頭を下げられた。
男の子はにこにこと手を振ってくる。

「バイバーイ。」

……かわいい。
その素直な笑顔に、昨日のすべてが浄化される気がした。

やっと温泉に浸かることができた私は、心の底からほっとする。

「は〜……昨日は恥ずかしかったけど、やっぱいいことすると気持ちいいね。」

ぬるめのお湯に体を沈めながら、昨日の羞恥心をゆっくり洗い流した。

風呂から上がってロビーを通りがかると、女将さんに呼び止められた。

「お客様、昨日は本当にありがとうございました。こちら、昨日のご家族からお預かりしております。」

手渡されたのは――高級アイス。

「えっ、私に?」

「はい。『お風呂から上がったタイミングで渡してください』と。」

……悪い気はしなかった。
少しのぼせた体に、冷たいアイスは最高のご褒美だ。

ただ、一つだけ気になっていたことがある。

「女将さん、昨日の深夜1時過ぎって……露天風呂の清掃、入りました?」

「ええ、はい。いつもお客様が少ない時間に掃除しております。確か昨日は……1時半とかだったかと。」

……やっぱり、か。

「もしかして……脱衣所の浴衣、片付けちゃいました?」

女将さんは少し考えて、ぽんと手を打った。

「はいはい。湯船の方にお声をかけても誰もいらっしゃらなかったので。浴衣だけでしたので、忘れ物かと思いまして。」

……ああ。
まさか“下着を着けなかったこと”の罰が、こんなところでも発動するとは。

「もしお客様がいらっしゃったなら……内線をかけていただければ、すぐに浴衣をお持ちしましたのに。」

「……内線?」

「はい。脱衣所の入口、暖簾をくぐったすぐ横にございますよ。」

……やってしまった。

まさか、目と鼻の先に“助け”があったのに、私は――
全裸で廊下を歩き、階段を上がり、逆V字でしゃがみ込み、露出事故を起こし、
子供の前でダブルピースを決めて、挙げ句の果てには……

(……変態じゃないか、これ。)

「もしかして……お客様、あの浴衣……」

「いやいやいや!!アイスありがとうございます!!!」

私はアイスをつかんで、その場から逃げるように部屋へ戻った。

そして――
布団に潜り込むと、少しだけ溶けていくアイスと一緒に、
全身でじたばたしながら、羞恥の余韻を噛みしめるのだった。


■ エピローグ

「とーちゃ、これ。」

息子が手渡してきたのは、あの“カメラのおもちゃ”。
……ただし、これは実は自分が改造して、ちゃんと写真が撮れるようにした代物だ。
それなりに画素数も良い。
カメラに興味を持ち始めた息子のために、愛情を込めて作った一品だった。

メモリー容量がいっぱいになるとフラッシュが起動しなくなるようにしてあり、そうなったら持ってくるように伝えてある。

子どもの目線で撮られた写真は、時に面白い発見がある。
もちろん、ほとんどは手ブレやピンボケ、床や壁のアップ。
でも、たまに「あれ?」と思う一枚が紛れていたりする。

そんな息子の作品たちを、日付ごとにフォルダ分けして保存してあげていた。

「今回もいっぱい撮ったか?」

「うん。」

ニコニコしながらうなずく息子。
さっそくファイルを移動してやろうと、パソコンに繋いだ。

「前に行った旅行のときの写真かな……」

サムネイルが並ぶ中、妙に“肌色”の多い画像があるのに気づく。

「……ん?」

不思議に思って開いてみると、そこには――

脱衣所で浴衣を脱ぐ妻、
湯船へ向かおうとしている妻、
そしてこちらにピースサインを向ける妻。

「こんなとこまで撮ってたのか……」

思わず苦笑しながら声をかけた。

「かーさん、ちょっと来て。」

「なに? どうしたの?」

妻が画面を覗き込む。

「ほら、息子がお前の裸も撮ってたぞ。」

「やだ、ちゃんと消しておいてよね。」

「……あのさ、これ……俺だけが見られるようにしておいてもいいかな?」

妻の顔が、みるみるうちに赤く染まる。

「も、もう……誰にも見せないでよね?」

――やっぱり、うちの妻はかわいい。

「ごめんね。私、最近疲れちゃっててあんまり相手してあげられなかったから……」

「いいさ。……今晩はこれで“致す”から。」

「やだもー!」

そう言いながら、妻は照れ隠しのように、背中をバチンと叩いてきた。

その晩。
仕事を片付けていたら、すっかり深夜になっていた。

妻も息子もすでにぐっすり。
静かな寝息だけが聞こえる部屋で、俺もそろそろ寝るか――と思った。

……が、ふと股間の方の息子が自己主張を始める。

(たまには一人で楽しんでもいいだろ。)

パソコンを開き、開いたのは“妻フォルダ”。
息子が撮った中から許可をもらって分けておいた、いわゆる“肌色多め”の写真たち。

脱衣所、湯上がり、ピース姿。
どれも自然で、色っぽい。

「息子を産んで少し体のラインは変わったけど……それがまた良いんだよなぁ……」

右手は止まらない。

調子に乗って次々と写真をめくっていくと――
ふと、妙に見慣れない後ろ姿が出てきた。

暗い廊下?のような場所にフラッシュで照らされた丸く張りのあるお尻。
体型も雰囲気も、妻ではない。

「……ん? 誰だこれ?」

不思議に思って次の画像をクリックする。

そこに写っていたのは、驚いた表情で振り向く――若い女の子。

その顔に、見覚えがあった。

旅行先で――息子を連れて戻ってきてくれた女性。
受付で真っ赤になりながら、浴衣を押さえていた人。

あの時、しゃがみ込んだ拍子に少し見えてしまった“秘密の場所”。
そして焦って引き寄せた浴衣が、
思わぬ方向にずれてしまった“あの瞬間”。

……忘れられるはずもない。

(まさか、こんな形で……)

さらに次の画像をクリックする。

そこに写っていたのは――
しゃがみ込んで、笑顔でダブルピースする姿……。
大きめで綺麗なバストの横でダブルピース。
そしてM字に開いた足はフサッとした陰毛から、キレイに処理されているワレメまではっきりと写っていた。
拡大するとクリトリスまでくっきりと…。

それは紗季の完全に油断した姿だった。

彼女はあのカメラを“ただのオモチャ”だと思っていた。
フラッシュが光るだけの、遊び道具だと。

(なるほど……そういうことか)

あの夜、妻がいたせいで
じっくり見ることなど到底できなかった彼女の全てが。

――ここに残っていた。

写真をめくっていくうちに、
彼女がどういう経緯で息子を連れ戻してくれたのかが、
まるで動画のように分かってきた。

先を歩く彼女。
廊下の角から、人がいないか確認している姿。
その姿勢のせいで、お尻が息子の方に付きだしていて――
しっかり処理されたワレメと、その下の蕾まではっきり写っていた。

(これは……本人、気づいてたのか?)

そう疑いたくなるような角度さえあった。

急な階段を慎重に登るとき、
息子のカメラはほぼ“真下”から彼女を追っている。
そのアングルには、言葉にできない迫力があった。
グニグニと曲がって見える大陰唇。
そこからはみ出る小陰唇。
それが右に左に写っている…。

(……息子よ、お前はとんでもない瞬間を撮っていたな)

ページを送る手が止まらない。
何度か溜め息を吐きながら、
最後にもう一度「例の写真」を開いてしまった。

あの、笑顔でダブルピース。

彼女がオモチャのカメラだと油断していた一瞬――

少し罪悪感を抱きながらも、手は止まらなかった。
結局その画像で何度も絶頂を迎えてしまった。

「こんなにやったのは中学生以来だな…。」

疲れ果てた体を仰向けに投げ出し、
使い終わったティッシュはそのまま、くずかごへ雑に放り込んだ。

そして最後に――
彼女の写真だけを、さらに奥まった場所にある“誰にも見られない”フォルダへそっと移す。

そのまま、意識が落ちるように眠りについた。

目が覚めると、どこか懐かしいような、甘い匂いが漂っていた。

なんだろう……と思いながら台所へ向かうと、
妻が上機嫌で朝食の準備をしていた。

「……どうしたの? 朝から豪勢だけど、何かあった?」

声をかけると、振り返った妻がウインク混じりにこう言った。

「あら、おはよう♡」

……どうやら、ずいぶん浮かれているようだ。

「ほんとにどうしたの?」

「うふふっ。まさか――私の裸、そんなに魅力的だった?」

え……?

「ねえ、あの子がもうちょっと大きくなったら……もう一人、作りましょうね♡」

……そういうことか。

寝落ち直前に開いていた写真。
たまたま最後にクリックしたのは――温泉でピースしている、妻の写真だった。

そして、ベッド横のくずかごには、大量のティッシュ。

……完全に“勘違い”されている。

(いやいや、実際に俺が見ていたのは――)

彼女。
息子を助けてくれた、あの女性。そのあられもないM字開脚ダブルピース。

けれど、今このタイミングで訂正できるわけもない。
これは――絶対に墓場まで持っていかねばならないことだ。

「……あ、ああ。君は、いつまで経っても魅力的だよ。」

震える声でそう返すと、妻は上機嫌でキッチンに戻っていった。

そして俺は、朝食の香りとは裏腹に、
冷や汗の止まらないまま、そっと椅子に腰を下ろした。

END


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