【創作羞恥小説】健康診断の油断

創作羞恥CMNF

【前作、紗季の滝行編はこちらから↓】


私は焦っていた。
仕事が長引いてしまい、近所の小学校の体育館で行われている合同健康診断に遅刻しそうだったのだ。
この日は自治体主催の女性限定健診の日。
どうしても今日中に受けておかなければならなかった。

受付に滑り込むと、顔見知りのおばちゃんが笑顔で迎えてくれた。

「紗季ちゃん、もう最後の一人だよ。早くお入り。」

「は、はい!すみません!」

慌てて受付を済ませると、検査着を渡された。
だが、私はふと思ってしまった。──検査員は全員女性、しかももう私一人しかいない。

「着替えは大丈夫です、このまま進めますね。」

急いでいた私は、そう言って更衣室に入り服をササッと脱いだ。
下着はパンツ一枚のみ。胸元は検査表で軽く隠して進み始めた。

検査会場に入ると、中には顔見知りのおばちゃんたちが並んでいた。
仕事仲間の母親だったり、近所の人だったり──普段から世間話を交わす人たちばかりだ。

「もう紗季ちゃんだけだから。今日はゆっくりやっていいからね〜」

「ありがとうございます。」

ゆっくりしていいのならやっぱり検査着借りれば良かったかな。
そんなことを思いながら検査が始まった。
おばちゃん達も暇なのか、身長や体重を測りながらお喋りが続いた。

「身長伸びたんじゃない?ほら、○○センチだよ!」

「体重これだけ?もっと食べなさいよ〜若いんだから。」

和気あいあいとした雰囲気の中、私は次々と検査を受けていった。
次は胸囲の計測になり、私は表を外して堂々と胸をさらけ出す。

「トップは……○○センチ、アンダーは……はい、これね。」

計測していたおばちゃんが笑いながら言った。

「若い子は張りがあって良いわねえ〜。」

そう言いながら、遠慮なくバストに触れてきた。
くすぐったいような、こそばゆいような感触に、思わず乳首が硬くなってしまう。

「あらあら、敏感ねえ〜若い証拠だわ〜。」

おばちゃん達は大笑い。私は顔を真っ赤に染めながら苦笑いを返した。

続いて視力、聴力、血圧と順調に進んでいく。
心電図の際はベッドに横たわり、胸部に電極を装着される。
ふと気付くとカーテンは閉められていなかったが、私は特に気にせず検査を終えた。

これで終わりかと思ったが、なぜか中央の測定エリアに呼ばれる。

「次は側湾症の検査ね。印のところに立って。」

大人でもやるのかな?と疑問に思うも特に逆らう必要も無い。

「はい、そこ立って。」

私が印の上に立った瞬間、おばちゃんが唐突にパンツを下ろしてきた。

「えっ……!」

思わず声が漏れたが、すぐ別のおばちゃんが慌てて叫んだ。

「あー!紗季ちゃんはもう成人だからやらなくていいんだよ!」

おばちゃん達は爆笑。私は急いでパンツを引き上げた。

「もう、いつまでも子供扱いなんだから……。」

少しむっとしながらも、私は苦笑いで「大丈夫ですよ。」と返した。
やっと全ての検査が終わり、ホッとした私をよそにおばちゃんが声をかける。

「じゃあ片付けるから、あんたたちももうちょっとだけ待っててねー。」

そう言って、おばちゃんは上の方へ向かって手を振った。
何気なく上を見上げた私は──凍りついた。

二階のギャラリー席に、ずらっと並ぶ小学生の男子たち。
ざっと20人はいただろうか。みんながこちらを見ていた。

「えっ……」

私は一瞬何が起きているのかわからなかった。
だがすぐに、おばちゃんが事情を説明してきた。

「あんたが来る直前にね、この子たちがこのあと部活で体育館使う予定だったから来てたの。あと紗季ちゃん一人だったからちょっと待っててもらったのよ〜。」

ガハハと豪快に笑うおばちゃんの声が響く。まさかここまで子供扱いだったとは…。

私は慌てて晒しっぱなしだった胸を隠した。

(まさか……最初から全部見られてた!?)

体重や胸のサイズも、乳首が立ったのも、心電図で寝転がっていた姿も、パンツまで下ろされたあの全裸の瞬間の陰毛さえも──全て。

急いで服を着ると、子供達は二階から降りていた。
みんな少し顔が赤い気がする。もう十分紗季の裸に興味を持つ年齢だったのだろう。
なんなら下半身をもじもじしている子までいる。
正直、この子達に全てを見られたショックは大きい。
だが、大人として堂々としていなければならない。

声を振り絞りながら「待たせてごめんね。」と笑顔で話す紗季だった。


家に帰り、枕に顔を突っ込みながらまたやってしまったと悶える。

心電図の時なんて仰向けなんだからいくらでも気づけたのに……。
でも二階からだったし結構遠目だからそこまではっきり見えなかったよね。
そう思い込もうとする紗季であった。

しかし紗季は知らない、最近のスマホのカメラがかなり高性能なことを。
紗季の写真は男子の中でかなり出回ったとか出回らなかったとか。

それは紗季が知るよしもなかった。


【次作、紗季の温泉はこちら↓】

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