練習試合を翌日に控えた放課後。
グラウンドでは野球部のメンバーたちがいつも通り声を張り上げていた。
──そんな中だった。
「いってぇぇぇ!!」
鋭い叫び声に全員の視線が集中する。
内野の守備練習中、飛び跳ねたゴロが変な回転をして、まるで吸い寄せられるように亮介の股間を直撃したのだ。最初は皆「うわーやっちまった!」と笑っていたが──。
「……お、おい? 亮介、大丈夫か?」
しゃがみ込んだまま、亮介は苦悶の表情で脂汗を流していた。
唇は真っ青で、肩が小刻みに震えている。
笑っていた部員たちも次第に焦りはじめる。
「やばくない?」「これ、ホントにヤバいやつかも…」
その場に駆け寄ってきたのは三人の女子マネージャーだった。
三年生の杉本先輩、二年の同級生・西野、そして今年入ったばかりの一年生・高橋。
「ほら、すぐに保健室行こ!立てる?」
半ば抱えるようにして、マネージャー達は亮介を連れていった。
保健室にたどり着く頃には、少しずつ痛みも和らぎ、亮介の顔色も戻り始めていた。
しかしベッドに寝かされた彼の前に、保健の先生が姿を現す。
「よかったわ、落ち着いてきたみたいね。でも場所が場所だし、念のため診ておきましょう」
白衣姿の女性教師・佐々木先生は、淡々とした口調で告げる。
マネージャー三人はその場を離れようとするが──。
「ちょっと手伝ってもらえる?」
そう言われて足を止めた。躊躇う彼女たちに、先生は当たり前のように指示を出す。
「ズボンを脱がせるから、足を支えてちょうだい」
西野と杉本先輩が両足を持ち上げ、高橋がファスナーを下ろす。
野球用のズボンと下着の上に汗が滲んでいた。やがて太腿の付け根まで露わになる。
「うーん、表面は大丈夫そうね。内出血も軽いわ。」
一同が安堵の息をついた──が。
「念のため、パンツの中も確認しておきましょう。」
先生がさらりと言った瞬間、亮介の心臓は跳ね上がった。
「だ、大丈夫です!そこまでは…」
必死の抵抗。しかし先生は優しくも淡々と続ける。
「もし睾丸に損傷があったら、将来子供が作れなくなるのよ?心配なら確認しておいた方がいいわ。」
「……うぅ……」
渋々頷く亮介。
それを合図に、先生は再び三人のマネージャーに命じる。
「今度は暴れたりしないように、杉本さんと西野さんは両腕を押さえて。高橋さん、あなたはパンツを下ろしてくれる?」
「えっ、わ、私が…?」と戸惑う高橋。
しかし他に逃げ道はなかった。
――両手はしっかり押さえられ、ゆっくりとパンツのゴムが引き下げられる。
とうとう亮介の局部が露わになった。短小で包茎のそれが、無防備に揺れている。
三人の女子マネージャーは、声も出せずに目を丸くしていた。
先輩の杉本は顔を赤らめ、西野は固まったまま目を逸らせず、高橋は手を止めたまま見つめている。
三人とも、同年代のそれを見るのは初めてであった。
無言の空間に、亮介の羞恥心は限界を超えかけていた。
「はい、睾丸は──少し腫れてるけど大丈夫そうね。」
佐々木先生は淡々と両手で触診を進める。
続いて竿の部分を指で摘まみ上下左右としっかり診ていく。
「この辺も大丈夫そうね。」
恥ずかしかったがやっと終わる。そんなことを思っていた亮介だった。
しかし診察はまだ続いた。
先生の指が今度は先の方を摘まみ、ぐっと皮を下ろした。
ついにピンク色の亀頭が露出する。
女性たちの目の前に、むき出しのそれが晒された。
「……問題なさそうね。ただ少し汚れてるわね。拭いておくわ。」
そう言うと先生は消毒液を染み込ませたガーゼで優しく先端を拭き始めた。
その刺激に、亮介の身体がピクリと反応してしまう。
「あ……あの…っ」
顔がますます紅潮する亮介。
その様子を目の当たりにして、高橋が思わず口にする。
「せ、先生……腫れてきてます……」
「あら、本当。まあ、生理的な反応だから仕方ないわね。」
淡々と続けられる清拭。
そんな中はじめて女性に触られ、刺激され、遠慮無い視線に晒されて亀頭はどんどん膨張し──
「──っ!」
ついに限界を超え、亮介は暴発してしまった。
ガーゼを握ったまま固まる先生。
二度三度と跳ね上がるそれに対して、マネージャー三人は完全に硬直して見つめていた。
「……これならちゃんと子供は作れそうね。」
先生が苦笑いを浮かべた。
その後、先生がもう一度丁寧に拭き取り、ようやく診察は終了。
ズボンを履き直した亮介は、真っ赤な顔のまま保健室を後にした。
「ここであったことは──誰にも言わないから心配するな。」
肩を叩いてそういった杉本先輩も顔を真っ赤にしている。
西野は目を合わせようとせず、高橋は俯いたまま顔が真っ赤だった。
(……これから、どんな顔して部活に行けばいいんだ……)
亮介はただただ頭を抱えるしかなかった。
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