【創作羞恥小説】初めての撮影会モデル

アイドル

今日は、初めての撮影会モデルの仕事。緊張で心臓がうるさい。

この日のためにダイエットも頑張ったし、ちょっと奮発して新しい水着も買った。
鏡の前で笑顔を作りながら、自分に言い聞かせる。

「大丈夫。私はかわいい。いける。」

呪文のように何度も繰り返して、ようやく家を出た。

撮影場所はスタジオではなく、ちょっと広めのホテルの一室。
入り口で部屋番号を確認し、おそるおそる扉をノックする。

「…失礼しまーす。」

ドアを開けると、そこにはカメラを構えた男性が4人。
みんな穏やかな笑顔で迎えてくれた。どこか慣れた雰囲気に、少しだけ安心する。

簡単な打ち合わせが始まり、撮影内容の確認。
最初は私服での撮影から、水着へと進行するとのこと。パンチラはOKだけど、ヌードは禁止。もちろん触られるようなこともなし。

あらかじめ聞いていた通りだ。
だから、今日は可愛い下着にちょっと丈の短いスカートを合わせてきた。
やるからには、きちんとこなしたい。そう思っていた。

メイク直しを終え、カメラの準備も整った。
いよいよ、撮影が始まる――


撮影が始まった。

緊張で体がこわばっていた私に、カメラマンたちはやさしく声をかけてくれる。
「じゃあ、軽く手を広げてみようか」「もうちょっと笑顔で、大丈夫、その感じ!」

指示されるのは、どれもアイドルっぽい可愛らしいポーズ。
思っていたほどセクシーなポーズはなくて、少しだけ安心する。

「はい、いいね!」「すごく似合ってる!」

1ポーズごとに、4人がそれぞれ声を上げて盛り上げてくれる。
そのうち自然と緊張もほぐれて、笑顔が出るようになっていた。
気がつけば、夢中になってポーズをとっていた。

ひととおり撮り終えたあと、カメラマンの一人が「ちょっと見てみる?」と声をかけてきた。
撮影したばかりの写真を、カメラのモニターで確認させてくれる。

「うわ、これ私……?」

最初はぎこちない表情だったのに、ページをめくるたびに自然な笑顔になっていくのが自分でもわかる。
「本当にかわいいよ。撮れば撮るほど、どんどん魅力が出てくるね。」

そんなふうに言われて、くすぐったいような、でも悪くない気分だった。
私って、もしかして……本当にかわいいのかもしれない。

ふと気になって、数枚の写真を確認しながら少しだけ勇気を出して尋ねてみる。

「あの、下着の写真とかは……撮らないんですか?」

自分で言っておきながら、顔が熱くなる。
パンチラOKとはいえ、それがどの程度なのか不安だったのだ。

「我々はただ純粋に“可愛い女の子”を撮りたいだけだからね。」

柔らかく、でもどこかプロっぽい口調で返され、その言葉に少し安心する。
初めての撮影で不安もあったけど、今日はなんだか楽しく終われそう。
そう思ったところで──

「じゃあ、次は水着に着替えてもらおうか。」

そう言われ、いよいよ次のステップへと進む。


洗面室が更衣室代わりだった。

ドアを閉め、鏡の前に立つ。
できるだけ早く着替えよう。みんなを待たせるのは悪いし、何より自分の気持ちが昂ぶっている。

服を脱ぎ、持ってきた水着に袖を通す。
ワキの剃り残しもなし、パンツから毛がはみ出すこともなく、鏡に映る自分は――ちゃんと“モデル”だった。

体を一通りチェックしてから、小さく息を吐く。

「よし、がんばろう。」

水着姿で部屋に戻ると、4人のカメラマンたちが拍手で迎えてくれた。
その空気に胸がすっと軽くなる。
すごく気持ちいい。

撮影が再開される。

水着になった分、ポーズはよりセクシーに。
胸を寄せたり、腰をくねらせたり、体を反らせてラインを強調したり。
そのたびにカメラのシャッター音と、興奮まじりの歓声が飛ぶ。

フラッシュが何度も焚かれ、その光に包まれるたびに体が火照っていくのを感じた。

──なんでだろう。これは、ただの撮影のはずなのに。

もっと撮られたい。
もっと見てほしい。
もっと感じてほしい。

気がつけば、自分の手がブラにかかっていた。

ためらいもなく、外す。
胸が露わになる瞬間、シャッター音が一段と激しくなる。
歓声も上がる。

恥ずかしいのに、それが快感に変わっていく。
妖艶な笑みを浮かべながら、自分の胸をカメラの前に差し出す。

先端が硬くなっていくのを感じた。
でも、それすらも“演出”として見せつけたくなっていた。

自分が、どんどん“モデル”から“被写体”へ変わっていく。

──そして、指先はゆっくりと水着の下へ。
パンツにかかった手が、ほんの一瞬だけ迷い──
やがて、その布切れも床に落ちる。

完全に、晒された。

けれど不思議と、恐怖も、後悔もなかった。

あるのは──見てほしい、という気持ちだけだった。

全裸の私を、4人の男たちが一心不乱にシャッターに収めていく。

カメラを構える目線は鋭く、でもどこか熱を帯びていた。
その視線に、私は全身を曝け出して応える。

──もっと見て。
もっと撮って。
ここまで来るのに、どれだけ頑張ったと思ってるの?

ダイエットもしたし、スキンケアだって欠かさなかった。
この胸の形も、自慢なんだよ……?

下腹部を見られていることにも、気づいている。
でも、それを“隠したい”という気持ちはもうなかった。

むしろ、しっかり見て。
私の“いちばん大事なところ”を、ちゃんと見届けて。

そんな思いを心の中で叫びながら、私はゆっくりと脚を開いていった。

カメラのシャッター音がひときわ大きく響く。
フラッシュが焚かれ、白い閃光が裸身を包む。

カメラの前で──ついに、大開脚。

あらゆる角度から、あらゆる部分が切り取られていく。
もう、隠すものなんて何もなかった。

それどころか、自らの指で、初めて他人に“そこ”を開いて見せていた。

汗が額から首筋を伝い、裸の胸を流れ落ちていくのがわかる。
けれど、そんなことすら気にならない。

撮られている。
見られている。
自分のすべてが、記録されていく。
──なんて、気持ちがいいんだろう。

アップで撮られたと思えば、引きの全身ショットに切り替わる。
視線も、シャッター音も、すべてが快楽のように響いていた。

永遠に続いてほしいと思っていたその時間は、
やがて、ゆっくりと──幕を下ろした。


全てが終わった。

カメラのシャッター音も止み、照明も落とされる。
誰かがそっと、タオルを私の肩に掛けてくれた。

──その瞬間、すべての熱が引いていった。

あれだけ高揚していた心が、一気に現実へと引き戻される。
途端に、頭の中を不安が支配した。

やってしまった。
ヌードは禁止だったのに……私は、全部見せてしまった。
それどころか、自分から脚を開いて、指で──。

終わった。
私の人生、終わったんだ……。

この写真、きっとどこかに流出する。
SNSに載せられて、名前も特定されて。
知らない誰かに、私の“全部”を見られて笑われて──
当然知っている人たちからも距離を置かれてしまうのだろう…。
そんな未来ばかりが、頭の中をよぎっていく。

タオルにくるまりながら、ひとり膝を抱えるようにして俯いていた。

「……あの、ちょっといいですか?」

おそるおそるかけられた声に泣きそうな顔を上げると、
カメラマンのひとりが名刺を差し出してきた。

印刷されたロゴは、誰もが知る芸能事務所のものだった。

「……え?」

呆然とする私に、彼はやさしく微笑んだ。

「我々は、“原石”を探していたのです。あなたがスイッチの入ったあの瞬間、間違いなく“光っていた”。」

何を言っているのか、すぐには理解できなかった。
でも、その言葉は確かに届いていた。

「──よければ、我々と共に、天下を目指しませんか?」

脳が追いつくよりも早く、口が動いていた。

「……はい!よろしくお願いします!」

そう言って勢いよく立ち上がった瞬間──

タオルが、ふわりと落ちた。

「……その脱ぎ癖だけは、矯正しないとダメだね。」

呆れたような声に、思わず笑ってしまった。

きっと、ここからが本当の始まりなんだ。


エピローグ

私は今、大きな舞台に立っている。

最初はアイドルとしてデビューしたが、
気がつけば女優としても、歌手としても成功していた。

その陰には、あの日──
ホテルの一室で出会った、あの4人の存在がある。

「社長が自ら撮影会に行ってスカウトしてたなんて…!」

舞台袖でスタッフが囁く声が聞こえてくる。
だが、彼らがいなければ、私はここに立ってはいなかった。

今でも、彼らはちょいちょい現場に顔を出す。
そのせいでファンの間では“四天王”などと呼ばれているらしい。

──本当に、感謝している。

カメラを通して見つけてくれたあの日。
勇気を出して一歩を踏み出せたあの瞬間。
すべてが、今へとつながっている。

そんなことを思いながら、私は舞台へと歩を進めた。

……ちなみに。

あの日の“例の写真”のデータは、今もなお事務所の金庫の中に大切に保管されているという。

「早く処分してください!」と訴えても、毎回はぐらかされる。

──あれ以来、一度たりとも他人に見せていない“あの部分”。
その画像データだけは、一刻も早く、この世から消えてほしい。

……心から、そう願っている。

END


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