【創作羞恥小説】お試しベビーオイル

創作羞恥CFNM

夕方の薬局は、仕事帰りの人たちでにぎわっていた。
その中に混じって、まだ声変わりも終わっていないような年頃の少年がスキンケア用品の棚をぼんやりと見つめていた。

ピンク色のパッケージに包まれた「ベビーオイル」という文字が目に留まった。
──なんでだろう、あのときの僕はそれが妙に気になってしまった。

何に使うのか、正直よくわからなかった。
ただ、隣に添えられた「お肌つるすべ」の文字と、やわらかそうなボトルの形がどこか気になって仕方なかった。

「それ、気になるの?」

背後からふいにかけられた声に、びくっと肩が跳ねた。
振り向くと、白衣を着た女性店員がにこやかにこちらを見ていた。

肩までの髪をひとつに結んだ、学生っぽい雰囲気のあるお姉さん。
胸元の名札には、小さく「アルバイト」と書かれている。
たぶん僕よりずっと年上だけど、まだ大学生くらいに見えた。

「あっ、えっと……いえ、ちょっとだけ……」

「うふふ。初めて見ると、使い方わからないよね。良かったら、試してみる?サンプルもあるし。」

まるで化粧水でも勧めるみたいに、軽やかにそう言うとお姉さんはくいっと手招きした。

「裏に小さなスペースがあるから、そこでちょっとだけ塗ってみようか?」

一瞬ためらったけど、お姉さんの笑顔とその言葉のやさしさに、僕はつい「はい」と頷いてしまった。

奥に案内されると、カーテンで仕切られた小さな椅子が置かれていた。
座るように促され、言われるままに腰かけるとお姉さんはベビーオイルのキャップを外し、僕の手のひらに数滴垂らした。

「ほら、こんな感じ。ちょっと温かいでしょ?」

ぬるっとした感触が、指の隙間をすべる。
くすぐったいような、でも気持ちいいような──不思議な感覚だった。

お姉さんは、僕の手のひらを優しく包むと、親指でゆっくり円を描くように押し始めた。
オイルのせいか、指がすべるたびにじんわりとした温かさが広がっていく。

「こことか、疲れがたまりやすいんだよ? 男の子でも、スマホとかゲームで指先固まってたりするからね。」

言いながら、関節の一つひとつまで丁寧に揉みほぐしてくれる。
じわっ……と、芯からとけていくような心地よさに思わず息が漏れた。

「ふふ……気持ちいいでしょ?」

目が合った。
その瞬間、お姉さんの手がぴたりと止まり、少しだけ上体を僕に近づける。

「……ねえ、もっと“気持ちいいところ”に塗ってみたい?」

何を指しているのか、まだよくわからなかった。
でも──僕は、また「はい」と答えていた。


お姉さんの指が僕の手を離れ、ボトルを持ち直すと、やさしく問いかけてきた。

「じゃあ……今度は、本当に“気持ちいいところ”に塗ってみようか?」

「え……?」

言葉の意味をうまくつかめないまま戸惑っていると、お姉さんの手が、僕のズボンのウエストにそっと添えられた。

「ちょ、ちょっと……!」

慌てて手を押さえようとした。
でも、その指先は驚くほどやわらかくて、強く拒むことができなかった。

「だいじょうぶ。すっごく気持ちいいよ?」

声は穏やかでやさしいままなのに、なぜか逆らえない。
ゆっくり、でも迷いなくズボンと下着が一緒に引きおろされていく。

太ももに冷たい空気が触れて、思わず背中がぞくりとした。

お姉さんは、何も言わずに僕のそこを見つめていた。
沈黙のあと、小さく笑う。

「ふふ……まだまだ小さいね。」

その声が、くすぐったいように耳に響く。

「亀さんは恥ずかしがって、出てこないのかなー?」

からかうような調子なのに、視線は真剣そのもの。
僕の大事なところを、まるで観察するみたいにじっくりと見つめていた。

なんでもない言葉なのに、胸の奥がぎゅっと締めつけられるような気がして──
僕はただ、なす術もなく、目の前のお姉さんを見返していた。


「じゃあ……ちょっとだけ、塗ってみるね。」

お姉さんがそう言って、ボトルの口を少しだけ傾けた。
とろり──透明なオイルが、僕のそこに垂れた。

ひやっとした感触。すぐに、体温でじんわりと温まっていく。
触れられていないのに、もう息がうまく吸えない。

「力抜いてね。ゆっくりマッサージするだけだから。」

そう言って、お姉さんの指がそっと触れた。
最初は軽くなでるように、次第に円を描くように、ぬるぬると滑らせながら。

「オイルってね、こうやって馴染ませてあげると……ほら、あったかくなってくるでしょ?」

言葉とは裏腹に、動きはどんどん繊細で……でも確かに、気持ちよかった。

体の奥が、じわじわと熱を帯びていく。
止めたくても止まらない感覚。

やがて、僕のそこは明らかに変化していた。
どんどん膨らんで、先端が突っ張るような感覚が増していく。

そして──

「ふふ、元気になってきたね……でも、まだ“お帽子”かぶったまんまだ。」

お姉さんがクスッと笑った。
僕のそこを見つめたまま、指先で亀頭の位置を軽く押すように探る。

「恥ずかしがり屋さんかな? 出ておいで〜って、呼んであげたらいいのかな?」

顔は近くないのに、声だけが耳の奥に直接届くみたいだった。

「……うん、でもこのままでも、十分気持ちよくなれるよ。」

指は止まらない。
手のひら全体で包むように、滑らせるように。オイルが熱を帯びて、皮膚をじんじんと刺激してくる。

もうダメだ──そう思った瞬間、全身が跳ねた。

「……あっ!」

自分でも信じられないくらいの勢いで、そこから白いものが飛び出した。
オイルと混ざって、ぐちゃぐちゃになった感触だけが、鮮明に残った。

お姉さんは、少しだけ目を見開いて、それからまた笑った。

「あらあら……たくさん出たね〜」

お姉さんは笑いながら、そっとティッシュを手に取った。
やさしく、けれど丁寧に、オイルと混ざった白濁を拭き取っていく。

「まだちょっとぬるぬるしてるけど……ん、もう少し拭こうか。」

拭かれているだけなのに、どこかくすぐったくて、また体がびくんと震えた。

「ねえ……まだ“気持ちいいところ”、あるんだよ?」

お姉さんはそう言うと、ボトルをもう一度傾けて、自分の手のひらにオイルを垂らした。

「たとえば──ここ。」

手がそっと、睾丸を包み込むように触れる。

「あっ……!」

今まで感じたことのない感覚だった。
丸くてやわらかい部分がじんわりと揉まれて、くすぐったいような、それでいて体の奥がふわっと浮くような快感。

「ちゃんと力抜いてね。やさしくマッサージしてあげるから。」

指の腹がゆっくり転がるたびに、そこからじわじわと熱が広がっていく。
気づけば、また僕のそこは、どんどん硬さを取り戻していた。

「ふふ……元気だね。でも、やっぱり──お帽子は脱いだ方がいいよね?」

そう言って、お姉さんは僕の皮をつまみ、するりと剥いた。

「……わあ、やっと亀さんがお顔出してくれた。」
にっこりと笑いながら、今度はそこに視線を落とす。

「うん、亀さんもマッサージしてほしそうにしてる。」

冗談めかした声なのに、指先は容赦がなかった。
むき出しになった先端に、直接指の腹が触れる。

「んくっ……!」

ぬるぬるとしたオイルと、指の滑らかな動き。
今までにない刺激が、まともにそこへ注ぎ込まれる。

「気持ちいいでしょ? ほら……がんばれ、がんばれ♡」

お姉さんが応援するみたいに言葉をかけながら、ピンポイントでそこを責めてくる。

もう耐えられなかった。
二回目だというのに、何かがせり上がってくる。

「あ……あっ……!」

びくびくと震えながら、体が跳ねた。
また、白いものが勢いよくあふれ出た。

「……ふふっ。二回目なのに、またいっぱい出しちゃったね。」

お姉さんは驚く様子もなく、にこやかに拭いてくれた。
まるで、最初からそうなることを知っていたかのように。

「元気だね〜。男の子って、やっぱすごいなぁ。」

その言葉が、妙に耳に残った。

片付けを終えたお姉さんが、棚の下から小さな紙袋を取り出した。
中には、さっき使ったのと同じボトルが一本入っている。

「はい、これ。今使ったのと同じやつ。試供品だから、おうちでも使ってみてね。」

「えっ……これ、もらっていいんですか……?」

「うん。お店的にも“効果の体感”って大事だからね〜。あ、ちゃんとおうち帰ったらシャワーでおちんちん流すのよ?」

さらっとした口調で、でもその言葉に思いっきり体が固まった。

「それと……お帽子は、ちゃんと脱いでね? えへへ。」

お姉さんは、白衣の胸元の“アルバイト”と書かれた名札を揺らしながら、にこっと笑った。
冗談っぽいのに、本気にも聞こえるその一言に、何も言い返せずうつむいてしまう。

紙袋を握りしめて店を出るころには、顔が火照って仕方なかった。
ベビーオイルの重みが、やけに手のひらに残っている気がした。


エピローグ

あれから数日、僕は何度か薬局に足を運んだ。
でも──あのお姉さんの姿は、一度もなかった。

「今日はお休みなのかも。」
そう自分に言い聞かせて一週間ほど通ってみたけれど、それでも彼女は現れなかった。

思い切ってレジにいた年配の女性店員に尋ねてみた。

「あの子ね、ご家庭で不幸があったみたいで……辞めちゃったのよ。」

そう言って、少しだけ寂しそうな顔をした。

「真面目で、明るくて、ほんとにいい子だったんだけどね。なんか最後に“良い思い出ができました”って、笑顔で辞めていったのよ。」

その言葉を聞いた瞬間、胸がぎゅっと締めつけられた。

良い思い出。
それって、もしかして──僕のことだったのかな。

会計を終えたあと、おばちゃんが何かを手に持って戻ってきた。

「これ……片付けてたら出てきてね。よかったら、取っておいてあげて。」

差し出されたのは、あの子がつけていたネームプレートだった。
白地に黒い文字で「アルバイト」と書かれていて、その下に、彼女の名前があった。

指先でなぞりながら、僕は胸の奥で何かがぽつりと音を立てるのを感じた。

「……いつか、また会えたら聞いてみたいな。良い思い出が僕だったのか…」

ベビーオイルのぬるっとした感触も、やさしい指の動きも──
あの日の記憶が、まだ手のひらに残っている気がした。


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