【創作羞恥小説】悪魔の取引(罰編)

オムニバス(CFNM)

本作品は『悪魔の取引(罪編)』の続編となります。
良ければそちらからお楽しみください。

【創作羞恥小説】悪魔の取引(罪編)
「おっぱいが揉みたい」公園のベンチで、思わず心の声が漏れ出していた。生まれてこの方、女性のおっぱいに触れたことなど一度もなかった。もちろん、赤ん坊の頃の母親は除外するとして、だ。おっぱいを揉みたいがために女の子と仲良くしようと試みたことは何…

こちらに向かって歩いてくる女性には、見覚えがあった。
あのグラビアアイドル顔負けの豊かな胸と、抜群のプロポーション。
……一番最初の硬貨を使い、公園で揉みしだいたあの美女だ。

背後から胸を揉み、ビンタを食らう直前に硬貨を渡して難を逃れたはずの彼女が、今、まっすぐにこちらへと向かってくる。

嫌な予感がして逃げ出そうとするが、やはり指一本すら動かない。
やがて俺の目の前に辿り着くと、彼女は無言のまま俺の顔をじっと見つめてきた。

(ま、まさか……警察に通報されるのか……?)

全身の穴という穴から汗が吹き出し、嫌な汗が背中を伝う。

すると、彼女の口元がニヤリと歪んだ。
彼女は、そのまま優雅にベンチの背後に回った。
現在の俺は、ベンチの上で大股を開いて座らされ、両腕は背もたれの後ろに回された無防備きわまりない体勢だ。
自分の意志で身体を動かせない状況で、自分の死角に回られることがこれほど恐ろしいとは思いもしなかった。

耳元に、冷ややかな吐息とともに囁き声が吹き付けられる。

「……後ろから、揉んでくれたよね?」

ゾクッと、背筋を氷でなでられたような寒気が走った。
彼女の細い手が後ろから両脇を抜け、俺のズボンのベルトとジッパーに伸びてくる。
ジジジ……と静かな公園内にジッパーを下ろす金属音が響き、続いてパチンとホックが外れる音がした。

真っ昼間の、誰もが利用する明るい公園。
逃げ場のない惨状の中でズボンを押し下げられ、下着の間から俺のちんちんが無造作に引きずり出されてしまった。

「ちょっ……!?」

声だけは、出た。
しかし、その焦った声が完全に裏目に出た。 前方を通りかかった主婦と思われる女性が「何かしら?」とこちらを振り向き、出されたブツを目にした瞬間、心底嫌そうな顔をして早足で去っていった。

見られた。完全に変質者として認識された。
顔面が蒼白になっていく俺の焦りとは裏腹に、下半身のそれは、白日の下に晒された興奮と彼女の指の感触によって、みるみるうちに血を集めて肥大化していく。

剥き出しの肉塊に、彼女の冷たい指先が優しく絡みついた。
その瞬間、頭上からフッと鼻で笑うような吐息が降ってきた。

「……真昼間の公園であんなに大胆におっぱいを揉んでくれたのに、ちんこは随分とかわいいのね。」

顔が火が出そうなほど熱くなる。
彼女の手の中で限界まで硬度を増していく俺のちんちんだったが、彼女にとっては物足りない代物だったらしい。

「これでいっぱいいっぱい? ふーん、流石に小さすぎるわね。」

蔑むような言葉とともに、彼女の手が一定の速度で上下に動き始めた。
その快感と羞恥に悶えかけた瞬間、目の前に影が落ちた。

「ちょっとあなた! こんな真っ昼間から、こんなところでそんなもの出して、一体何を考えているの!?」

キーッとつんざくような甲高い怒声。
慌てて顔を上げると、そこには三十前後と思われる、買い物袋を下げた主婦が仁王立ちしていた。
一気に血の気が引く。
その大声を聞きつけて、公園内にいた他の女性や主婦たちが「何事か」と次々に集まってきた。

「うわ、最低……」
「こんな明るい公園で露出しだすなんて、頭おかしいんじゃないの?」
「気持ち悪い……」

次々と浴びせられる、容赦ない罵倒と蔑みの視線。
しかし、彼女たちには見えていないのだろうか。
俺の背後に回り込み、今まさに俺のちんちんを慣れた手つきで激しく扱いている彼女の姿が。

「ち、違います! 身体が動かなくて……! 無理やりやられてるんです!」

必死の弁明を叫ぶが、背後からの手コキは容赦なく速度を増していく。
数人の主婦たちに完全に囲まれた状態で、公開手コキは続いていく。

「言い訳するなんて最悪ね。」
「自分でそれ出しておいて、被害者ぶるつもり?」
「警察に突き出す前に、ちゃんと証拠を撮っておきましょうよ。」

誰かがそう言うと、主婦たちが一斉にスマホを取り出し、カメラのレンズをこちらへ向けた。
カシャ、パシャパシャ、と連続で響くシャッター音。
そのレンズの群れとカメラ音に合わせるように、背後の手つきはさらに荒々しく、快感の深部を正確に抉ってくる。

この常軌を逸した異常事態に、俺の理性が悲鳴を上げ、限界の絶頂がすぐそこまで押し寄せていた。

「い、イッちゃうっ! もう勘弁してください! おっぱい揉んだことは謝りますからっ!」

だが、そんな勝手な乞い言が許されるはずもなかった。

「イクときに、ちゃんとごめんなさいできたら、私は許してあげてもいいよ?」

耳元で意悪く囁かれると同時に、手コキのラストスパートが始まった。

「あああああっ……!」

動かない無防備な身体に、容赦のない濃厚な快感がダイレクトにぶつけられる。
周囲を囲む主婦たちは、変質者が射精する醜悪な瞬間を逃すまいと、一斉にスマホの画面を凝視して構えた。

そして――。

「……すいません、でし……たあああああっ!!」

情けない謝罪の叫びとともに、俺は集まった女性たちの目の前で、勢いよく白い液体をビュクビュクと噴出させてしまった。

射精の瞬間を見届けると、背後の手はようやく速度を緩め、残尿を搾り出すようにゆっくりとちんちんをしごいた。

「よしよし。約束通り、私は許してあげるよ。」

その囁きに安堵した瞬間、視界が急激に眩い白に染まった。

――そして、気がつくと俺は、揺れる車内で吊り革に掴まっていた。


状況が、全く把握できない。
俺はつい先刻まで、あの公園のベンチで羞恥に塗れながら精液を撒き散らしていたはずだ。

それなのに、なぜか俺はスーツを纏い、揺れる電車の吊り革に捕まっていた。
周囲を見渡せば、乗客の熱気で蒸せ返る満員電車。
当然、このシチュエーションには強烈な見覚えがあった。

不意に、背後からスッと腕が回され、俺の身体がギュッと力任せに抱きすくめられた。
背中に、ズシリと押し付けられる二つの柔らかな肉感。

間違いない。二枚目の硬貨を捧げた、あの女子学生だ。

「……私、あの時すっごく恥ずかしかったんですよ?」

混雑した車内、耳元で囁かれる消え入りそうな小さな声。
それなのに、なぜかその声だけが脳内に直接響くようにクッキリと聞こえた。
俺を抱きかかえていた彼女の手が、滑るように下腹部へと落ちていく。
慣れた手つきでジッパーが下ろされ、下着の隙間から俺のちんちんが無造作に引きずり出された。

ふと前方に目をやると、目の前の席に座っていたOLが、口元を手に当ててクスクスと笑っていた。
彼女にも見覚えがある。
あの時、俺の痴漢行為に最初に気づいて声を上げた、冷たげな美貌のOLだ。
そんな美女の目の前で、俺の情けないちんちんが露わに晒されてしまう。

恐ろしいことに、股間には先ほど公園で射精した直後の鈍い余韻と倦怠感がリアルに残っていた。
どうやら、連続した精液の搾取を強いてくるらしい。
女子学生の細い指先が、恐る恐る俺のちんちんに触れてくる。
おそらく、彼女にとって男性のその部分に触れること自体、生まれて初めての経験なのだろう。

射精直後で完全に萎えきっているそれを、彼女は覚束ない手つきでやわやわと弄る。
皮の上からとはいえ、過敏になっている粘膜を弄られ、動かない身体が不規則にピクリと反応する。
しかし、身体は金縛りのようにピクリとも動かない。

次の瞬間、彼女は俺の皮を、容赦なく一気に根元へと引き下げた。

(ッ……!??)

激痛が股間を突き抜ける。
悲鳴を上げようとしたが、喉が固まって声すら出せなかった。
声を出せないおとなしい相手だと思って勝手に揉みしだいた、その報いだとでも言うのだろうか。
言葉による救いを求めることすら許されない。

思わず落とした視線の先には、無知ゆえの暴挙によって痛々しく剥き出しにされた亀頭があった。
目の前のOLも、思わぬ拷問じみた光景に少し引き気味の表情を浮かべている。

剥き出しになった敏感な粘膜へ、彼女の指先が遠慮なく触れてくる。
親指の腹でじっくりと擦り上げたり、人差し指の爪でカリカリと亀頭の傘を引っ掻いてみたり。
その幼くも残酷な「玩具遊び」に、虐げられた俺の肉体が、抗いようもなく反応し始めてしまった。

彼女の手の中で、ちんちんがグングンと熱と血を集めて肥大化していく。
目の前のOLの前で、年下の女子学生にいじくり回され、完全にガチガチに勃起してしまった。
さっきまで引いていたOLは、一転して歪んだ興味を隠そうともせず、ニヤニヤと楽しそうに俺の惨状を観察している。

やがて、完全に勃起したそれを、彼女の小さな手がそっと包み込んだ。

上下にゆるゆると滑り出す、たどたどしい手コキ。
知識も技術も圧倒的に足りていない、うぶな手つき。
だが、その拙さこそが、かえって俺の狂気的な興奮を極限まで煽り立てる。
さらに彼女は、俺の背中にその豊満なバストをこれでもかと力強く押し当ててきた。

もう、限界だった。一滴残らず搾り取られる快感に、耐えられるはずがない。

(っ……!??)

イく、と声を大にして伝えたいのに、声帯はピクリとも震えてくれない。
身体がビクンビクンと激しく痙攣を始める。
このままでは目の前のOLの服に精液をぶちまけてしまう――そう焦った瞬間、彼女はもう片方の空いた手を差し出し、俺の鈴口の前にあてがった。

(将来性のある子だな……)

そんな変質的な思考が頭をよぎる余裕すら奪われるほど、大量の精液が彼女の手のひらへと勢いよく噴出していった。

微かに動くようになった頸椎をどうにか動かし、背後の彼女を振り返る。
そこには、俺を完全に屈服させた、満足気で妖しい笑みを浮かべた少女の顔があった。

そして、再び世界が眩い光に包まれる。

次に目を開けた時、目の前には両手を腰に当て、ブラジャー姿で俺を仁王立ちで見下ろす女性の姿があった。


もう、すべてを理解している。
このシチュエーションも、目の前にいる人物も。

そこにいたのは、あの「受付嬢ちゃん」だった。
純白のブラジャーに包まれた、あの圧倒的な存在感を放つ豊満な胸。
その極上の果実を揺らしながら、彼女は氷のように冷たい瞳で俺を見下していた。

「……よくもみんなの前で、あんな恥ずかしい真似をしてくれましたね。」

ふと自分の体勢に目をやると、俺は冷たい床に尻餅をついた格好で、やはり指一本動かすことができなかった。
それどころか、上半身はワイシャツにネクタイまで締めたきっちりとした姿だというのに、下半身はズボンも下着も剥ぎ取られ、完全に丸出しの状態で放置されていた。
なんとも惨めで、情けない姿を晒している。

そんな俺のみっともない下半身へ、彼女は容赦なくその細い足を乗せてきた。

ストッキングに包まれた、しなやかな足先。
その足裏で、俺のちんちんがグニグニと押し潰され、捏ねくり回されていく。

公園での射精、電車内での二度目の射精――その極限の疲弊と過敏な感覚は、やはりそのまま継続していた。
彼女はストッキング越しの足指を器用に使い、俺のちんちんの皮をズリズリと根元へ剥いていく。
あまりの敏感さと、足裏のくすぐったさに身をよじって逃げ出そうとするが、身体は金縛りにあったように動かない。
逃げることすら許されず、背後の冷たい壁に身体を押し付けられるだけだった。

「あの時、私を壁に押し付けて揉みしだいてくれましたよね?……本当に、怖かったんですから。」

彼女の言葉とともに、足にかかる踏み込みの強さが増す。
そこには、明確な怒りと恨みが込められていた。
激しい痛みと圧迫感。
しかし、極限まで狂った俺の脳は、その痛みをあろうことか甘美な快楽へと変換してしまっていた。

彼女の足の下で、俺のちんちんは衰えるどころか、ぐんぐんと硬度を増していく。

「うわぁ……。あなた、やっぱり変態だったんですね。気持ち悪い……今後二度と、私の視界に入らないでくださいね。」

吐き捨てるような強い侮蔑の言葉。
普通なら心が折れて立ち直れなくなるような罵倒だというのに、三度目の射精を前にした俺の肉体は、彼女の蔑みの視線を受けてさらに限界までガチガチに勃起してしまった。

心底気味の悪そうな表情で俺を見下しながら、彼女は踏みつける速度を早めていく。

「そういえば……青竹踏みをすると、足の裏のツボが刺激されて健康にいいんでしたっけ? あなたのこれで、試してみましょうか。」

そう言って、体重をかけてぐいぐいと踏みつけてくる。 だが次の瞬間、彼女は心底バカにしたようなクスッと嘲笑う表情を浮かべ、踏むのをピタリと止めた。

「ふふっ。……でも、あなたのこんな小さいモノじゃ、踏んだところで意味なんて無さそうですね。」

いつも会社の受付でニコニコと愛想よく接してくれる彼女の、この徹底的なドS顔。
これは彼女の潜在的な本性なのか、それともあの悪魔の硬貨がもたらした歪んだ魔法のせいなのか。

「あーあ、もう飽きてしまいました。そろそろ、終わらせましょうか。」

彼女は足裏で力強く俺のちんちんを踏みつけた。
そのまま、ストッキングの摩擦を利用して、足の裏全体で上下に激しく扱き上げ始める。
ストッキングの細かい網目が、敏感になっている裏すじを絶妙な圧力で刺激していく。

耐えかねて顔を上げると、見下ろして足扱きを続ける彼女のスカートの中が、真下から丸見えの状態になっていた。
足裏からの容赦ない肉体的刺激と、可憐な下着が見え隠れする最高の視覚的拷問。

もはや、耐える術など残されていなかった。
俺はあえなく、本日三度目の絶頂へと叩き落とされた。

「うっく、あぁぁぁぁっ……!」

情けない悲鳴とともに、俺は受付嬢ちゃんのストッキングの足裏に向かって、濃密な精液を勢いよくぶちまけてしまった。

彼女は吐き出された白い液体を、心底気持ち悪そうに、足裏で俺のちんちんにゴシゴシと擦りつけ、塗りたくってきた。

「ふふ。もう二度と、あんなことしてはいけませんよ?」

そこには、いつもの受付で見せる、とびきり優しく可憐な笑顔があった。

……ハッと息を呑んだ瞬間、再び視界が切り替わる。
気づけば俺は、歯科医院のあの診察台のような椅子にしっかりと縛り上げられていた。
身動き一つ取れない俺の目の前には、少し小柄な女性が、紙コップを手に静かにたたずんでいた。


差し出された紙コップの中には、少量の謎の液体が入っていた。
だが、今の俺は診察台のような椅子にガチガチに縛り上げられており、指一本動かすことすらできない。

手で受け取れるはずもなく、俺が困惑して固まっていると、彼女は可憐な動作で紙コップを俺の口元へとあてがってきた。

「はい、こちらでうがいをしてくださいね。」

そう言いながら、彼女は俺の口内に無理やり液体を流し込んできた。
少量とはいえ、突如喉奥に流れてきた液体のせいでおぼれそうになり、俺は反射的にそれをゴクリと飲み込んでしまった。

それを見届けた歯科助手ちゃんは、心底満足そうにフッと微笑んだ。
一体、俺は今、何を飲まされたというのだ……?

「虫歯の検査は終わりましたので、吉田さん、そちらの検査もお願いしますね。」
「はい! 了解しました!」

彼女は元気に返事をすると、身動きの取れない俺の下半身へと滑り込むように移動した。
……当然、これから何が行われるのか、俺にも流石に理解できていた。
だが、こちらはすでに三度の連続射精を経て、股間は極限まで疲弊しきっている。
今さら自力で勃起などするはずがなかった。

「では、失礼しますね。」

ズボンも下着も取り払われ、剥き出しにされた俺の下半身。
もはや、自分のそんな惨めな姿にいちいち驚く余裕すら失われていた。

彼女の温かな指先が、完全に萎えて小さくなっている俺のちんちんをそっと摘み上げた。
摘んだまま右へ左へと軽く動かし、何かを念入りに確認している。

「はい! 包茎ですね! 結構皮が余っています!」

彼女は、まるで診察結果を報告するように元気いっぱいの大声で宣言した。
俺が拘束されているのは、三台並んだ診察台の真ん中だ。
左右は薄いカーテン一枚で仕切られているだけだった。

そのカーテン越しから、クスクスと忍び笑う女性たちの声が響いてきた。
どうやら、両隣の患者も女性だったらしい。

右側に座る女性院長は、冷静な手つきでカルテに何かを書き込んでいる。

「……うーん、少し空気がこもっていますね。吉田さん、そちらのカーテンを開けてください。」
「はい!」

先生と歯科助手ちゃんが、左右のカーテンを一気に引き開けた。

視界が開けると、両側の診察台から、ニヤニヤと楽しそうにこちらを覗き込む二人の女性患者の姿があった。
先生、歯科助手、そして女性患者二人――計四人の女性の目の前で、俺の情けない包茎ちんちnが白日の下に晒されてしまった。

「では、診察の続きをしましょうか。その包皮は剥けますか?」

先生の問いかけに、再び女性たちの笑いが起こる。
完全に、惨めな見せ物としてバカにされていた。
そもそも、なぜ歯医者で下半身の診察を受けさせられなくてはならないのか。
……いや、自業自得の理由は重々承知しているが、これほど屈辱的な罰を受けるとは夢にも思わなかった。

「えーっと……あ、剥けました! 仮性包茎です!」

歯科助手ちゃんが、宝物でも見つけたかのように嬉々とした声を上げる。
今度は、耐えきれないといったような大きな嘲笑が診察室内に響き渡った。

「か、仮性……くくっ!」
「あんなに小さくても、一応剥けるのね。」

左右から容赦なく浴びせられる、心無い嘲笑と蔑みの言葉。
だが、いくら言葉で虐げられようと、三度搾り取られた直後の俺の肉体は、勃つ気配など微塵もなかった。

……はずだった。

皮を剥かれた瞬間、激しい痛みを伴いながら、股間の奥から無理やり熱が込み上げ、強引にちんちんが膨張させられていく感覚に襲われた。

「ふふ、やっとお薬の効果が出てきましたね。」

先生の冷ややかな言葉に、ハッと息を飲んだ。
まさか……さっき無理やり飲まされたあの液体は……。

理由を問いただしたくても、口が固まって声が出ない。
言葉を紡ぐことすら許されない。
まさに、まな板の上の鯉とはこのことだった。

「では吉田さん、治療を進めてしまいましょうか。」
「はいっ!」

ハキハキとした明るい返事。
彼女は俺のちんちんのすぐ横に屈み込むと、着けていたマスクをスッと持ち上げ、剥き出しになった俺の亀頭をパクッと口内に含んだ。

(っ……!?)

唐突に訪れる、強烈な口腔の快感。
しかし、度重なる射精で過敏になりすぎた神経には、あまりにも刺激が強すぎた。
狂おしいほどの気持ちよさと同時に、薬で無理やり勃起させられている鈍い痛みが下半身を激しく苛む。

俺が声もなく体を悶えさせるのを、彼女は楽しそうに目を細めて見つめながら、舌先で生々しく舐め上げてくる。
これが……あの時、身動きの取れない彼女の胸を強引に揉みしだいたことへの、完璧な仕返しなのだ。

無理やり引き出される快楽の暴風雨。
院長も、左右の女性客たちも、興味津々の視線で俺の失態をじっと見つめている。

不思議なことに、薬の作用なのか、枯れ果てていたはずの睾丸の奥から、再び大量の精液が恐ろしい勢いで作られていく感覚があった。

そして――。

「んんっ……!!?」

喉の奥からどうにか絞り出せた掠れ声とともに、俺は歯科助手ちゃんの口内へ向かって、思いっきり精液をぶちまけてしまった。

四度目とは思えないほど、ドクドクと大量の液体が生産され、力強く放出されていく。
気持ちいいはずなのに、限界を超えたちんちんは悲鳴を上げており、尿道を通るたびに鋭い激痛すら伴っていた。

ビクンビクンと身体が大きく痙攣し、ようやく長すぎる射精が終わりを迎えた。

口を離した歯科助手ちゃんは、そのまま俺の顔の真上へと顔を近づけてきた。
彼女は動かない俺の口を指で無理やり押し開くと、マスクを顎まで下ろし、ニッコリと可憐に微笑んだ。

そして、その口をゆっくりと開く。

彼女の口腔から、先ほど俺が吐き出したばかりの白濁した液体が、トロリと糸を引いて垂れ下がってきた。

(さ、さすがに……それだけは死んでも嫌だぁぁぁっ!!)

声にならない悲鳴を上げ、心の中で全力の謝罪の言葉を叫び続けた。
しかし、情赦なく垂れ下がってくる液体は、俺の開かれた口内へと落ちてこようとする。

俺は恐怖のあまり固く目を閉じ、心の中で幾度となく彼女に謝罪を捧げた。

……だが、どれだけ待っても、その瞬間は訪れなかった。

恐る恐る目を開けると――俺はなぜか柔道着を身に纏い、冷たい畳の上に突っ立っていた。

「……こ、ここは……?」

慌てて周囲を見渡すと、そこは静まり返った武道場だった。
俺の周りを、厳しい表情をした柔道着姿の女性たちがぐるりと取り囲んでいる。

やがて、俺を取り囲んでいた人だかりがすっと左右に割れ、見覚えのある一人の女性が、静かに歩み出てきた。


そこにいたのは、あの時の柔道家の女性だった。
少し小柄な体躯でありながら、分厚い道着の上からでもわかる立派な果実を実らせた、あの可憐な彼女だ。

その彼女が、凛とした真剣な表情でまっすぐに歩み寄ってきた。
そして、俺の目の前でピタリと足を止める。

「……あの時は、不覚を取ってしまいました。リベンジの機会をいただき、感謝しております。」

彼女はぺこりと、丁寧かつ整然と頭を下げた。

そこでようやく、今回の置かれた状況を理解した。
つまり、俺はこれから彼女と、武道場で真っ向から一戦交えなければならないということらしい。

だが、今回はこれまでと決定的に違っていた。
……自分の身体が、自由に動くのだ。

(身体が動く……! ならば、勝機はある!)

前回と同じように、不意を突いて低くタックルを仕掛け、押し倒してマウントを取っておっぱいを揉みしだいてしまえば俺の勝ちだ。
身体の絶対的な大きさや体重なら、男の俺の方がある。
長期戦になれば技量差で殺されるが、初手の不意打ちさえ決まればいけるはずだ。

ただ、一つ懸念があるとすれば、周囲を取り囲んでいる門下生の女性たちだ。
俺がそんな強引な手段に出れば、一斉に飛びかかられてリンチに遭うのではないか。

「あの……対戦するのは構いませんが、周りがあなたの仲間だらけという状況は、流石に俺が圧倒的に不利じゃありませんか?」

俺の問いかけに、彼女はほんの少しだけ口元を緩めた。

「ご安心ください。皆さんには『手出し無用』と固くお願いしてあります。たとえ私がどのような目に遭おうとも、最後までただの傍観者に徹していただきます。」

その約束が本当に守られるのかどうかは分からない。
……いや、彼女の真っ直ぐな瞳を見れば、それが武道家としての真摯な誇りなのだと心から理解できた。
卑怯な真似など、彼女は決してしない。

卑怯なのは、最初から俺一人で十分だった。

横から、一人の若い女性がすっと歩み出てきた。

「私が、審判を務めさせていただきます。」

彼女もなかなか可愛らしい顔立ちをしていたが、胸元を見るに、残念ながらまだ発展途上の段階だった。
やはり狙うべき真の獲物は、目の前に立つ彼女。……の、おっぱいだ。

お互いに深く礼を交わす。
開始の合図と同時に、低く跳んで彼女の両膝の裏を抱え込む。
それさえ決まれば、簡単にはいなせないはずだ。

「……はじめっ!」

審判の声が響いたその瞬間、俺は全神経を脚力に集中させ、死に物狂いで彼女の下半身へと向かってタックルを仕掛けた。

――……。

気がつけば、俺は体育館の天井の蛍光灯を仰ぎ見ていた。

何が起きたのか、脳が一切理解できなかった。
呆然と天井を見つめていると、突如として視界の全てが、柔らかく温かな肉の塊によって完全に塞がれた。

それだけではない。
瞬時にして背筋に冷たい氷を叩きつけられたような寒気が走り、生存本能が「命の危険」を叫び始める。

彼女が、俺の身体の真上に覆いかぶさっていた。

これは――縦四方固め。
昔、ネットでエロそうな格闘技の技を調べていた時に目にしたことのある体勢だった。
可憐な女性にまるで正常位のような格闘体勢で抱きすくめられるこの技。
妄想の中では「絶対に気持ちいいだろう」などと楽観視していたが、現実はそんな甘いものでは断じてなかった。

呼吸が、全くできない。

空気を求めて必死に体を揺らし、もがこうとするが、鍛え上げられた彼女の体躯はビクリとも動かない。
暴れれば暴れるほど無駄に酸素と体力を消費し、息苦しさは増すばかりだ。

このままでは――柔道家のおっぱいに顔面を埋め尽くされたまま、窒息死してしまう。

いくら焦って抵抗しても、押し退けることなど不可能な絶望的状況。
やがて体力が底を突き始め、身もだえすることすらできなくなってきた。
やはり、格闘技の知識も経験もない一般人の俺が、正面から戦って現役の選手に勝てるわけがなかったのだ。

意識が遠のき、世界が暗転しかけたその瞬間、彼女の身体がふっと一瞬だけ離れた。

「はぁっ、はぁっ……!」

喉を鳴らして必死に肺一杯の空気を貪り吸う。
しかし次の瞬間、再び彼女の重量感のあるおっぱいによって、視界と呼吸が塞がれた。

彼女は巧みに身体を180度回転させ、今度は上四方固めの体制へと移行していた。
抑え込みとしてわざわざ体勢を切り替える必要などないはずだ。
つまり彼女には、明確な別の「目的」があった。

顔面を押し付けられた密着状態の中で、女性特有の甘い体臭と、運動したての汗の匂いが混ざり合った濃厚なフェロモンを吸い続けさせられる。
それがまるで強力な媚薬のような効果を発揮していた。

四度も精液を搾り取られ、枯れ果てていたはずの俺の股間が、死の恐怖を前にして子孫を残そうとする本能ゆえか、ガチガチに勃起し始めていた。

足だけをバタバタとさせて抵抗を試みるが、体力を削られるだけの不毛な足掻きに過ぎない。
ついに全身の力を完全に使い果たし、指一本動かす抵抗すらできなくなった。

彼女はそのタイミングを見逃さず、俺を強固に押さえつけたまま、器用に片手で俺の帯をほどいていった。
そして、下着の間から硬く勃起した俺のちんちんを、白日の下に引きずり出した。

「あの時は、みんなの前で散々恥ずかしい思いをさせてくれましたよね?……そのお返しです。」

冷ややかな囁きとともに、彼女の指先がちんちんを力強く握りしめ、容赦のない速度で上下に扱き始めた。

もう、逃げ出す体力などどこにも残っていなかった。
彼女の身体の下で、直接は見えないが、きっと周囲を取り囲む門下生の女性全員から、そしてあのかわいい審判の少女からも、俺の惨めな下半身は見つめられているのだろう。

そう思った瞬間、なぜか心底から溢れ出るような激しい興奮が身体を駆け巡った。
度重なる拷問のような屈辱を経て、俺の身体と精神は、完全にドMへと変貌を遂げてしまっていた。

「……女に押さえつけられて、男の人の大事なところを悪戯されるなんて、本当に情けない人ですね。」

投げかけられる冷酷な罵倒の言葉すら、今の俺には極上の快楽として脳内に響く。
彼女の凛とした声、鼻腔をくすぐる汗と甘い体臭。
そして、蔑みの言葉を口にしながらも、的確に快感のツボを刺激してくる彼女の温かい手つき。

五度目の絶頂に至るのに、時間は必要なかった。

「んんーっ! んーっ!!」

彼女の身体に押し潰され、声にならない悲鳴を上げる。
それを合図にして、彼女の手のストロークは一気に加速した。

「ふがっ……んんっ!」

胸で圧迫され、まともに呼吸すらできない極限の酸素欠乏状態。
その恐怖と苦しみが、脳内で狂気の快楽へと変換されていく。

「うぐっ……あぁぁぁぁっ!!」

結局、俺は彼女の手によって、本日五度目の精液を噴出させられた。
一体身体のどこに残っていたのかと思うほど、濃密な白い液体がビュクビュクと彼女の手と俺のお腹の上に撒き散らされていく。

強い圧迫感と、彼女の甘く幸せな匂いに包まれながら、俺の意識はゆっくりと、深い闇の中へと遠のいていった。

……。

次に目が覚めた時、俺は柔らかな芝生の上に横たわっていた。
目を開けて周囲を見渡すと、そこには多くの若い女性たちが行き交っていた。
振り返ると、見上げるほどに立派な校舎。

ここは――あの女子大の敷地内だ。

「……どうしました? もうすぐ、握手会が始まりますよ?」

頭上から聞こえた、澄んだ可愛らしい声。
声のした方へゆっくりと視線を向けた瞬間、俺の心臓は、止まりそうになった。


目の前に立っていたのは、間違いなく最推しのアイドル――愛梨ちゃんだった。
周囲の風景を見渡せば、あの女子大の広場だ。

(……待てよ? 『握手会』……?)

休業中だった彼女の握手会が、数年ぶりに再開されるのか?
一瞬、ファンとしての歓喜が胸を焦がしかけた。だが、すぐに悪夢のような現実が脳裏をよぎる。
今日一日で、俺はすでに五回も精液を搾り取られ、限界を超えて弄ばれてきたのだ。

これは――悪魔が用意した、最後の『罰』だ。

「あ、あの……愛梨ちゃんの、握手会……なんですか?」

恐る恐る声を絞り出す。
すると、彼女は不思議そうに小さく首を傾げた。

「いえ? 私はまだ休業中ですから、自分の握手会なんてしませんよ。……今回は、お兄さんの握手会です♪」

ニッコリと可憐な笑顔を浮かべ、彼女はさも当たり前のように言い放った。

その瞬間、俺の身体が強い力で強制的に引き起こされ、直立不動の姿勢をとらされた。
さらに両腕が背中に回され、強固な見えない力でガチガチに固定される。
指一本動かすことすら許されない。

「あの、これじゃ……手も動かせないし、握手なんてできませんよ……?」

焦って訴えかける俺に、愛梨ちゃんはクスッと悪戯っぽく笑った。

「男の人には、三本目の手があるでしょ?」

そう言うと、彼女は俺の足元にトンとしゃがみ込んだ。
カチャカチャと金属音が響き、俺のベルトの手際よく外されていく。

「ち、ちょっと! 愛梨ちゃん!?」

叫ぶ俺の声など完全に無視して、彼女は楽しそうに俺のズボンと下着を一気に膝まで引き下ろした。
その際、小さく「……ちっさ。」と囁くつぶやきが耳に届いた。

ドキン、と心臓が破裂しそうなほど大きく跳ね上がる。
しかし、今日すでに五回も限界を超えて精液を撒き散らした俺のちんちんは、白日の下に晒されても全く反応を示さず、力なく萎えきったままだった。

愛梨ちゃんはすっと立ち上がると、自分の横を可愛らしく指差しした。

「今日の握手会のお客さんだよ。がんばってね♪」

彼女が指し示した先には――いつの間に集まったのか、ずらりと長い列をなす若い女性たちの姿があった。
その数、ざっと見積もっても三十人以上。

(うそだろ……!?)

つまり、これからあの何十人もの女性たちに、代わる代わる俺の剥き出しのちんちんを握られ、弄られるということか。
背筋に冷たい汗が吹き出し、圧倒的な恐怖が全身を支配する。
だが、固定された身体では逃げ出すことすら不可能だった。

「あ、あの……愛梨ちゃんとは、握手できないんですか……?」

情けない声で乞う。
せめて、せめて最後には愛梨ちゃんの手で……。

俺の言葉に、愛梨ちゃんは顎の下に人差し指を当て、少しブリッコっぽく首を傾げてみせた。

「うーん……どうしようかなぁ。どうしても私と握手したい?」

「はい! お願いしますっ!」

「わかった! じゃあ、私、この握手会の列の一番最後に並ぶね?……それまでに他の子たち相手に出さなかったら、キミのおちんちんに、私が握手してあげる♪」

その言葉に、萎えきっていた股間がピクリと小さく震えた。

(……いけるかもしれない!)

俺の頭の中に、一筋の勝機が浮かんでいた。
これだけの拷問のようなシチュエーションであるにもかかわらず、今の俺のちんちんには勃起する気配すら見えない。
それもそうだ。いくら若いとはいえ、短時間で五回も搾り取られたのだ。
一晩かけて四回出した経験はあるが、それだって十分なインターバルを置いての話だ。
こんな短時間で極限を超えた回数をこなした後に、射精はおろか、勃ち上がることすら生理的に不可能なはずだ。

「……分かりました! 耐え抜いてみせます!」

「ふふ、がんばってね♪」

愛梨ちゃんは眩しい笑顔を浮かべると、嬉しそうに列の最後尾へと移動していった。

こうして、前代未聞の惨劇――いや、地獄の『握ちん会』が幕を開ける。
絶対に耐え抜いて、愛梨ちゃんとの最後の握手を勝ち取ってみせる。
俺は悲壮な決意に胸を燃やしながら、押し寄せる第一走者の女性を見据えた。


しかし、俺のその考えは甘すぎた。あまりにも甘すぎたのだ。

ここは女子大学の敷地内。
つまり、列をなしている女性のほぼ全てが、18歳から22歳前後ということになる。
それはすなわち、俺の好みのストライクゾーンど真ん中の美女や美少女ばかりということだった。

「よろしくお願いしますっ!」

一人目の女性は、ショートカットの明るい雰囲気の女の子だった。
彼女は俺のちんちんを、まるで挨拶のようにキュッと力強く握りしめた。

「わぁ! すごいあったかいですね! あの、今まで何人の女性とお付き合いされたことあるんですか?」

唐突すぎるプライベートな質問に、俺はパニックに陥り困惑する。
そういえば、俺もかつて握手会に通っていた頃、ここまで踏み込んだ話はせずとも、好きな食べ物や色といった他愛もない会話を楽しんでいた。
それと同じ構図なのだ。

「い、いや……あの、女性と付き合ったことは……一度も、ないです……」

情けなさすぎる童貞の白状。
だが、彼女は蔑むどころか、逆に目をキラキラと輝かせた。

「本当ですか!? うわぁ、初めて童貞さんのおちんちん触っちゃった! 感動ですっ!」

もはや意味が分からなかった。
どうやら彼女たちは、俺に対して悪意や攻撃性を持って並んでいるわけではないらしい。
純粋に「そういうイベント(握ちん会)」に来たファンとしての体をなしていたのだ。

「ありがとうございましたー!」

女の子は丁寧に頭を下げると、満足気な足取りで校舎の方へと消えていった。

「……よろしくお願いします。」

二人目の女性は、少し大人びた雰囲気の清楚な美女だった。
正統派の美人で、正直かなり俺の好みだ。
だが、彼女はchんちんに手を伸ばしかけて、ピタリと途中で止めた。

「あの……これ、皮は剥けますか? 私、剥けていないおちんちんは触りたくないんですけれど。」

またしても常人には理解しがたいこだわりを口にする。

「あ、はい……剥けます……」

俺の返事を聞くと、彼女は細い指先でスルッと包皮を剥いた。
それで安心したような柔らかい表情になり、剥き出しになった亀頭をギュッと握ってきた。
決して潔癖症というわけではないらしい。
もしそうなら、そもそも見知らぬ男の股間など触るはずがないのだから。

ギュッ、ギュッ、と確かめるような丁寧な握手。いや、握ちん。
しばらく心地よい圧迫感を楽しんだ後、彼女は満足したように皮を元に戻し、最後に睾丸を優しく撫でて列を離れていった。

(これで……まだ、たったの二人目……!?)

握手会という仕事が、どれほど過酷で体力を消耗するものなのかを痛感させられていた。

「こんにちはー! こんなにちっちゃいおちんちん触るの初めてなので、ちょっと緊張してます!」
「えっと……本当に小さいですけど、これって病気とかじゃないですよね?」
「なんかシワシワですね。ちょっと皮が余りすぎじゃないですか?」

次から次へと訪れる女子大生たちが、無邪気に握ちんしながら質問を投げかけてくる。
悪意のないその一つ一つの言葉が、俺の男としての自尊心に小さな針を刺していく。

そして、十人を過ぎたあたりで、俺の身体に決定的な「異変」が訪れ始めていた。

あれほど反応する気配のなかった俺のちんちんが、すでに半立ち状態にまで膨張していたのだ。

(まずい……! これは、本当にまずい……!)

あと二十人近く耐え抜かなければ、愛梨ちゃんとの握ちんは叶わない。
そして、列が進むにつれて「握ちん」そのものの様相も凶悪に変化しつつあった。

ちんちんを握って二言三言会話すること自体は変わらない。
だが、勃起しつつある俺の股間に対し、彼女たちは去り際に数回、上下に扱く動作を加えていくようになったのだ。
至近距離から漂う、女の子たちの甘い体臭。
可愛らしい女子大学生たちが、代わる代わる俺のちんちんに触れ、少しずつ、確実に快感を蓄積させていく。

二十人目を迎えた頃には、俺のちんちんはすでにガチガチの限界突破状態に達していた。

もはや精神的な余裕など一切ない。
あと十人の刺激に耐え切らなければならないという絶望。

「こんにちは。小さいのに、結構固くなってるんですね。」

言いながら、彼女はギュッ、ギュッと握り、ストロークを加えてくる。
大体一人につき、五往復ほど扱いて手を離す。
計算すると、あと約五十回の上下運動に耐え抜けば、念願の愛梨ちゃんに握ってもらえるのだ。

あと、五人――。

話しかけてくる女子大生たちの声は、もはや右から左へと通り抜けていくだけだった。
うつろな目で曖昧な相槌を打つのが精一杯。
頭の中は「絶対に射精しない」という必死の抗いだけで満たされていた。

そして――ついに、あと一人。

この最後の一人さえ耐えきれば、愛梨ちゃんの番だ。
俺のちんちんは、先走りの我慢汁でビチャビチャに濡れそぼっていた。
剥き出しの亀頭は鮮血のように真っ赤に腫れ上がり、脈打つようにビクビクと鼓動している。
理性のダムは、崩壊の直前だった。

「こんにちはっ!」

元気に挨拶してくれたが、今の俺には答える言葉すら残っていなかった。
だが、その余裕のない態度が、彼女の機嫌を損ねてしまったらしい。

「……あの、せっかく握手に来たのに、その態度は酷くないですか?」

ハッと正気に戻り視線を落とすと、可愛らしい女の子が少し怒ったように唇を尖らせていた。
普段なら会話できるだけでも飛び跳ねて喜ぶレベルの美少女。
そんな子が、俺のちんちんをしっかりと握りしめている。

その手に、ぎゅっと強い力が込められた。

「……私、知ってるんですよ? 後ろに並んでる子、元アイドルの愛梨ちゃんだって。」

その言葉に、心臓がキュッと収縮する。

「愛梨ちゃんばかり見て、私なんてどうでもいいんですね。……許せない。」

その言葉と同時に、彼女による高速の「手コキ」が始まった。
握手のように固く握りしめた手つきで、容赦なく根元から亀頭までを激しくしごき上げる。

あと五往復程度のソフトな刺激なら、気合で耐えられたかもしれない。
だが、明確に俺を絶頂へと引きずり込もうとする悪意ある快楽に、耐えられる余力など微塵も残っていなかった。

「あっ……! あぁぁぁぁっ!!」

ダムの決壊は、もはや不可避だった。
限界の直前、俺はチラリと愛梨ちゃんの方を見た。

彼女は後ろで優雅に腕を組み、俺の目を見つめながら、ニッコリと可憐に微笑んでいた。

それが――俺にとっての、完全なトドメの合図となった。

「で……出るっ!! 出ちゃううううううっ!!」

悲鳴とともに、本日六度目とは思えないほどの勢いで、濃密な白い液体がビュビュビュッと勢いよく噴出していった。

射精の渦中であっても、彼女の握ちんは止まらなかった。
ドクドクと脈打つちんちんから精液をしごき出し、徐々に速度を落としながら、ようやく彼女は手を離してくれた。

「……ちゃんと射精してくれたので、私を無視したことは許してあげますね。」

そう言って、精液でドロドロになった自分の手を眺めながら、満足そうに校舎の方へ去っていった。

あんなに耐えたのに……。あと一人だったのに……。
最後の最後で耐えきれず、射精してしまった。
その圧倒的な絶望感と敗北感は、計り知れないほど大きかった。

すると、ゆっくりとした足取りで、愛梨ちゃんが俺の目の前に立った。

「……出ちゃいましたね。残念です♪」

彼女はやはり、心底楽しそうに話しかけてきた。
そして、すっと両手を俺の目の前へと差し出してきた。

そのタイミングで、見えない力で固定されていた俺の両腕の拘束が、解かれるのを感じた。

「おちんちんは握ってあげられませんけれど……『本当の握手』だけ、よろしくお願いします♪」

その眩しい笑顔は、かつて俺が幾度となく通い詰め、救われてきた、あのアイドルの愛梨ちゃんそのものだった。

俺はおずおずと両手を差し出し、愛梨ちゃんはその温かい両手で、俺の手をギュッと優しく握り返してくれた。

「次は……本当の握手会で、会いましょうね?」

その天使のような笑顔とともに――視界が再び、眩い白に包み込まれていった。


……身体が、ぐらんぐらんと大きく揺さぶられている。

「……い、おい! 兄ちゃん、大丈夫か?」

頭の奥にこびりついていた深い霧が急速に晴れ、俺は弾かれたように目を開けた。

目の前には、一匹の犬を連れた、散歩中と思われる老人が心配そうな顔で俺の肩を揺すっていた。

「おお、やっと目が覚めたか。……酒でも飲み過ぎたのかね?」

一瞬、自分がどこにいるのかすら理解できず茫然としていたが、冷たい朝の空気を吸い込むにつれて、少しずつ周囲の状況が頭に染み込んできた。

どうやら俺は、あの全ての始まりとなった「公園のベンチの上」で座ったまま、眠りこけていたらしい。
行き倒れている俺を見かねて、その老人が声をかけてくれたようだった。

「こんなところで寝ていると風邪を引くぞ。……それと、人が通りかかる前に、その出しっ放しのモノを早くしまいなさい。」

老人が苦笑いを浮かべながら、俺の下半身を指差した。

慌てて自分の股間に視線を落とす。
ズボンこそ穿いていたものの、ジッパーは全開に開かれ、下着の間から俺のちんちんが無造作に白日の下に剥き出しになったままだった。

「っ……!!」

顔から火が出そうなほどの羞恥に襲われ、俺は血相を変えて情けないそれをズボンの奥へと押し込んだ。

「はっはっは。まあ幸い、この時間じゃまだ散歩の女性たちも通らんじゃろ。ほら、早く家に帰りなさい。」

老人は快活に笑うと、犬のリードを引いて再び散歩へと歩き出していった。

震える手で腕時計を確認すると、針は朝の6時を指していた。
……もし、目覚めるのがあと一時間遅かったら。
早朝の公園を利用する女性たちによって発見され、今度こそ本物の警察に通報されて人生が終わっていたかもしれない。

遠ざかる老人の背中に心の中で深く感謝しながら、俺は立ち上がった。

一歩踏み出すたびに、ズボンの生地と擦れて、股間がじんじんと熱く激しい痛みを主張してくる。
あの限界を超えて搾り取られたヒリヒリとしたリアルな鈍痛を引きずりながら、俺は這うような足取りで、我が家への帰路についた。


エピローグ

あれから、一週間が経った。

驚くほど何も変わらない、ごく普通の現実がそこにあった。

あの満員電車で再会した女子学生は、俺の顔を見ても何ひとつ反応せず、肩が軽く触れ合った時には小さな声で「あ、すいません……」と申し訳なさそうに謝ってくる始末だ。
会社の受付嬢ちゃんは、相変わらず愛くるしい完璧な笑顔で毎朝挨拶してくれる。
この可憐な顔の裏にあのドSな一面が眠っているのかと思うと、俺の心臓は少しだけドキドキとした。

歯科助手ちゃんも、変わらず優しい笑顔で「うがいしてくださいね。」と紙コップを手渡してくれる。
これがまたあの時の怪しげな薬じゃないかと、一瞬ヒヤヒヤしてしまったが。
柔道家ちゃんが気になって道場を遠目から覗きにも行ったが、彼女は元気一杯に稽古に励んでいた。
道場を覗いていた俺の顔に気づくと、彼女は満面の笑みで駆け寄ってきて「ごめんなさい、今日は女性限定の日なんですよ。」と謝りながら一枚のチラシを手渡してきた。
どうやら俺は、近々開催される男女混合の柔道練習会に参加することになってしまったようだ。

そして――最推しの元アイドル・愛梨ちゃん。
彼女はどうやら大学の単位を取り終え、無事に卒業の目処が立ったとのことで、「来春から芸能活動を再開する」というおめでたいニュースが世間を駆け巡った。

一度あの女子大へ足を運んでみようかとも考えたが、やはり推しとは適切な距離感を保つべきだと踏み留まり、復帰後の復帰握手会のチケットを何としてでも当選させようと決意を新たにした。

結局、あの硬貨の力で起きた出来事が現実だったのかは分からない。
世の中は何事もなかったかのように平穏に回り続けている。

ただ――以前と一つだけ、決定的に違う点があった。

俺のちんちんは、あの日以来、一度として勃起することがなかった。
それどころか、常に股間の奥がジンジンと熱を持ち、どこか激しい筋肉痛のような鈍痛が続いていた。
「握手会をすると手が筋肉痛になる」とはよく聞く話だが、まさか「握ちん」で股間が筋肉痛になるとはと感心するばかりだ。

だが、それにしても硬貨を6枚使った代償が「永遠の勃起不全」というのは、少々厳しすぎるのではないだろうか。
……いや、彼女たちの尊厳を身勝手に踏みにじった俺の罪の重さを考えれば、自業自得なのは百も承知なのだが。

そんな取り留めのない思考を巡らせながら、俺はあの日と同じ公園のベンチに腰掛け、ぼんやりと青空を仰いでいた。

不意に、上空からの太陽の光が影によって遮られた。

「……反省は、出来ましたかな?」

耳にこびりついて離れない、聞き覚えのある男の声。
ガバッと飛び起きるように身体を起こすと、そこにはあの日と同じ、胡散臭い紳士服を纏った男が立っていた。

「反省はしたよ。……でもさ、二度と勃起しなくなるのは流石に酷すぎないか?」

俺の恨み節を聞いた男は、くっくっと肩を揺らして可笑しそうに笑い出した。

「いえいえ。勃たなくなったのは『罰』のせいではありませんよ。……おそらく、一ヶ月もすれば元通りになります。」

その言葉を聞いた瞬間、胸のつかえが降りて心底安堵した。
まだ結婚もしていないのに、下半身が一生使い物にならなくなったらどうしようかと本気で絶望していたところだったのだ。

「どうです? もう二度と、あんな恐ろしいアイテムは使いたくないでしょう?」

ニヤリと嘲笑を浮かべる男の問いかけに、俺は少しだけあごに手を当てて考え込んだ。

「……よくよく考えたらさ。俺は6人の超絶美女のおっぱいを心ゆくまで揉めたんだよな? その上、その美女たちに代わる代わる手コキされて、6回も射精させてもらった。……その代償が一ヶ月の勃起不全程度なら、結果的にプラスじゃないか?」

俺の言葉に、男は目を見開き、心底驚いたような表情を浮かべた。

「い、いやいや……あなた、相当な屈辱と羞恥に晒されましたよね? たいていの人間なら、精神が崩壊して心が折れるはずなのですが……」

……それは人間を甘く見すぎなのではなかろうか。
今までの人間は心が折れて絶望したのかもしれないが、俺のように拷問の果てに「ドMの才能」が開花してしまった変態にとっては、あの地獄はご褒美以外の何物でもない。

「……いやはや。人間というのは、悪魔よりも恐ろしい存在なのかもしれませんね。」

男は呆れたようにボソリと呟いた。

「ところで……お前、俺から何か強力なエネルギーを回収したんだよな?」

「ええ。ありがたいことに、あなたからは信じられないほどの極上のエネルギーを頂戴いたしました。おかげさまで、我々がこちら側で出来ることも大幅に増えましてね。」

その言葉を聞き、俺は内心でニヤリと口元を歪めた。

「だったら……俺と取引をしないか?」

「……ほう?」

「俺からもっと極上のエネルギーを回収させてやるよ。最終的には、俺の魂だってくれてやる。……だから、その代わりにお前の力でもっと俺を遊ばせてくれ。」

男は、今度こそ完全に言葉を失い、喉を鳴らして絶句した。

「まさか……人間の方から悪魔へ契約の交渉を持ちかけてくるとは。……ですが、確かにあなたから得られるエネルギーの質と量は破格だ……」

男はあごに手をやり、真剣に長考し始めた。
俺はゆっくりとその姿を眺めながら、返答を待ち続けた。

やがて、男は腹を括ったようにニヤリと口角を上げた。

「……分かりました。あなたと手を組みましょう。せいぜい、我々を満足させる良質なエネルギーを提供してくださいね。」

俺たちは、ガッチリと力強い握手を交わした。

「ああ。最後は地獄でもどこにでも好きに連れて行ってくれ。」

お互いに、邪悪で歪んだ笑みを深め合う。
これで、俺の残りの人生も最高にスリリングで充実したものになりそうだ。

「あっ、忘れてた。ひとつだけいいか?」

「? はい、なんなりと。」

「愛梨ちゃんだけは……お前たちのくだらない悪戯に関わらせないようにしてくれ。」

俺の言葉に、男は少し驚いたような顔を見せた。

「愛梨ちゃん……あの最後の娘ですかな。分かりました。仲間内にも通達しておきましょう。」

これで、心置きなく闇に堕ちることができる。
あの悪魔の硬貨を使った時点で、俺には彼女の「ファン」を名乗る資格なんて最初から無かったのだ。

手のひらに残る彼女のおっぱいの柔らかな感触と、あの最後の温かな握手の記憶。
それだけを胸の奥深くに大切にしまい込み、俺は悪魔とともに、欲望の渦巻く道へと歩み出した。

END


ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

よければ、ジャンル別の目次から次の作品も探してみてください。

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学園・病院・温泉など、シチュエーション別に探せます。

オムニバス(CFNM)創作羞恥CFNM
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