【創作羞恥小説】海とボランティア

創作羞恥CFNM

白い砂浜、照りつける太陽、そして青い海。僕は今、海に来ている。
決して遊びに来ているわけではない。ボランティア活動に参加しているのだ。

最初は内申書のためだけに始めてみたボランティアだったけれど、意外にも楽しめている自分に気づいた。
それからいくつかの活動を経験し、今回はついに海にまで来てしまったというわけだ。
やる事といえばゴミ拾いと、もし怪我人や体調の悪そうな人がいたら本部に報告することらしい。

「ゴミは海岸だけでなく、浅瀬にも漂流しています。くれぐれも無理のない範囲で、海の中の確認もお願いします!」

代表が拡声器で呼びかけている。
つまり、海に入っても怒られないということだろう。
僕の所属する団体はかなり雰囲気が緩く、「ボランティア自体を楽しむ」ことをモットーにしている。
だからこそ僕も気負わずに参加できているのだろう。

「本日は参加人数が多く熱中症の危険もありますので、三人一組で行動してください!」

……三人組?それはちょっとまずい気がする。
今日に限って友達も、いつも喋る知り合いも参加していないのだ。
周りを見渡すと、仲の良い人同士がどんどんチームを組んでいく。
焦っていると、横から腕をツンツンとつつかれた。

「ちょっとキミキミ、私たちと組まない?」

振り返ると、そこにはビキニ姿の眩しい女子大生二人組が、ニコニコと微笑んでいた。

「僕で大丈夫ですか……?」

「うん!キミくらいの男の子がちょうどいいのよ。」

(これって、もしかしてナンパ避けかな……?)
僕が複雑な表情をしていると、片方の子が急に僕の腕にぎゅっと抱きついてきた。

「なに?私たちじゃ不満?」

あまりの距離の近さと柔らかい感触に、固まってしまう。
すると、もう一人の女の子が慌てて割って入ってきた。

「もー、からかうのはやめなさい!困ってるじゃない。」

すると、腕を組んでた子が急に股間を握ってきた。

「っ!」

声じゃない声が漏れてしまった。
そして、ふにふにと手が動く。

「あれ?大きくなってないな。私の魅力が足りないのかな?」

すると、急に脳に初めて女性に揉まれてしまったと言う情報が流れ込む。
快感が脳髄まで流れ込む。

「あ、固くなってきた。」

すると、もう一人の女の子が僕の股間を揉んでいる子の頭を思いっきり叩いた。
スパーンといい音がした。

頭を叩かれた子は「いったー!?何するのよ!」と抗議しつつ、ようやく腕を離してくれた。
綺麗なお姉さんは申し訳なさそうに頭を下げた。

「本当にごめんね。悪い子じゃないんだけど、すぐ調子に乗っちゃうの。」

ハッとして彼女の顔を見る。
少しゆるく巻いたロングの茶髪に、整った綺麗な顔立ち。
思わず見惚れてしまった。

「別に減るもんじゃないし良いじゃーん。」

頭をさすりながらそんなことを言っているショートカットの子も、健康的でとても素敵な女性だった。

「まだゴミ拾いもしてないけど、一回海に入ろうか。頭冷やした方が良いよね。」

ゆるふわロングのお姉さんが、僕の手を優しく引いて海へと誘ってくれた。

「あ!ずるい!私も!」

「小春ちゃんはゴミ袋とかもらいに行ってきて。いたずらの罰。」

小春と呼ばれたお姉さんは「そんなー」と嘆いていたが、ロングのお姉さんが拳を握ってみせると、慌てて道具を取りに走っていった。
なんとなく二人のパワーバランスが理解できた気がする。

波打ち際で下半身を海につけると、火照っていた体がすーっと落ち着いていくのを感じた。

「落ち着いたらゴミ拾い行こうね。あ、初めましてだよね?私は久瀬ひより。よろしくね。」

ひよりさんがそっと手を差し出してきた。ドキドキしながらもその手を握り返す。

「あ、はい!僕は篠森透です。よろしくお願いします。」

「あー!二人だけで仲良くしてる!ずるい!」

騒がしく小春さんが戻ってきた。手には道具をたくさん抱えている。

「自己紹介をしてただけよ。小春ちゃんも早くしなさい」

小春さんは抱えていた荷物を砂浜に置くと、元気よく手を差し出してきた。

「はじめまして!雨谷小春だよ。よろしくね。」

差し出された手を握る。
僕よりも小さく華奢な手で、やっぱりドキドキしてしまった。

「篠森透です。よろしくお願いします。」

「うんうん!透くんって呼んでいい?私のことは小春ちゃんって呼んでね。小春日和の小春だから気に入ってるんだ。ほら、私って小春日和っぽいでしょ?」

ものすごく喋る人だな、と思う。
小春日和というよりは、頭上に輝く真夏の太陽みたいな人だ。

「私のことも『ひより』って呼んでね。偶然なんだけど、二人合わせて『小春日和』になるんだよね。」

ひよりさんの落ち着いた雰囲気に触れ、二人揃っての『小春日和』という言葉がしっくり落ちてきた。

「遠慮なく呼んでいいからね。なんせもうおちんちん触った仲だからね。」

楽しそうにそんなことを言った小春さんの頭がまたスパーンといい音がした。

「いい加減にしなさい。女だからってセクハラにならない訳じゃないのよ。」

呆れながら手をさすっている。
結構な威力で叩いていたんだな、と少し恐ろしくなった。

「痛いなー。バカになったらどうするのよ。」

「これ以上バカにはならないわよ。」

結構酷いこと言っている気はするが、きっと仲がいいからなんだろうな。
少しだけ羨ましくなってしまった。

「さ、そろそろゴミ拾いに行きましょうか。」

「あ、そうだ!麦わら帽子貸してもらったから被ろうよ。日差し強いから気をつけてねーって。」

小春さんが配ってくれた帽子を被り、トングをカチカチ鳴らしながら先頭を行く小春さんの後を追った。


他のグループと重ならないよう、僕たちは少し離れた岩場付近を捜索することにした。

「透くんは一人で来たの?」

ひよりさんが優しく話しかけてくれた。

「はい。本当は友達と来る予定だったんですけど、急用が入っちゃって。」

「そうなんだ、少し残念だったね。」

「いえ、そのおかげでひよりさんと小春さんと一緒にゴミ拾いできてるので、トータルで勝ちです!」

すると、前を歩いていた小春さんが振り返った。

「嬉しいこと言ってくれるねー。またおちんちん触ってあげようか?」

そんな冗談に、ひよりさんがギロリと睨みつける。

「うそうそ、そんなことしないって。……あーこわ。」

そう言いながらゴミを拾っている。
言動は少々アレだけど、仕事はきっちりするタイプのようだ。

岩場に着くと、大きなゴミは少ないものの、隙間に小さなゴミが溜まっていた。
三人は適度な距離を保ちながら作業を進めた。

「あっ!?」

黙々と拾っていると、不意にひよりさんの声が響いた。
慌てて声のした方へ向かうと、彼女が頭を押さえながら岩場の下を覗き込んでいる。

「大丈夫ですか!?」

「うん……帽子、飛ばされちゃった。」

見ると、彼女の頭にあった麦わら帽子がなくなっていた。
僕もそっと覗き込んでみると、帽子が海面に浮かんでいる。
幸い、波にさらわれて遠くまで流されてはいないようだ。

「あらら、ピンポイントで風に吹かれちゃったかな?」

駆けつけた小春さんも一緒に覗き込む。
トングを使えば、ギリギリ届きそうな位置だった。

「透くん、届きそう?」

「なんとか届くかもしれません。」

「無理はしないでね?」

心配そうに声をかけてくれるひよりさん。
だが今の僕は、少し危険を冒してでもいいところを見せたい一心だった。

「大丈夫です!任せてください!」

頼もしく胸を叩き、岩場に腹ばいになって手を伸ばす。
必死に指先まで伸ばすと、トングの先端がギリギリ麦わら帽子のつばにかかった。
焦らずゆっくりと引き揚げ、トングで掴んだ帽子を右手で握り直してひよりさんに手渡す。

「透くん、ありがとう!」

嬉しそうに微笑むひよりさんを見て、頑張った甲斐があったと胸が熱くなった。
そのまま立ち上がろうと、両手で岩場に力を込めた――次の瞬間。

ガコッ!と嫌な音が響いた。

「……え?」

手元からゴツゴツとした岩の感触が消える。

「透くん!」

「危ない!」

二人の悲鳴が聞こえたと思った時には、目の前に海面が迫っていた。
「あ」と思う間もなく、ザバン!と大きな音を立てて海に転落した。

やばい!と焦ったものの、そこは波も穏やかで足が届くほど浅かった。
ザバッと顔を出す。

「透くん、大丈夫!?」

ひよりさんが岩場から心配そうに覗き込んでいた。

「あ、はい、大丈夫です!意外と浅かったです。」

「透くん泳げる?砂浜の方から上がった方が良いよ。」

小春さんが指をさして教えてくれる。
だが、この場所に落ちたことで気づいたことがあった。

「えーと……砂浜の方には行かない方が良いかもしれません。この岩場の近くで、上れそうな場所ってありますか?」

二人は頭にはてなを浮かべつつも、登れそうな足場を探してくれた。

「こっちから上れるよ!」

二人が手を振る場所へ急いで泳ぎ、ゆっくりと陸へ上がった。

「どうしたの?何かあったの……って、ああ、なるほど……」

僕の姿を見て、二人は察したように納得した。
首から下が、信じられないほど酷く汚れていたのだ。
きれいな海に見えたが、あの岩場のくぼみだけ汚れや油分が滞留していたらしい。
太陽の光でキラキラ反射していたため、上からは気づけなかったのだ。
変な匂いもするし、ベタベタと肌にまとわりついて気持ち悪い。

「シャワー行こ、シャワー!」

「そうだね。私、石鹸とか持って来るから、小春ちゃんは透くんを連れて行ってあげてくれる?」

そう言うと、ひよりさんは小走りに本部の備品置き場へ駆けていった。

「さ、行こうか。あそこのシャワー室なら他の人にも迷惑がかからなそうだよ。」

小春さんが迷うことなく僕の手をキュッと握りしめてきた。

「あ、あの……汚いですよ?」

「いいからいいから。早く行くよ!」

服がドロドロに汚れているのも気にせず、迷わず手を握りしめてくれた小春さんの温もり。
それが素直に嬉しかった。


どうにかこうにか、目的地であるシャワー室に着くことができた。

「ここ、砂浜から結構離れているけど、ちゃんと使えるのかな?」

そう言いながら、小春さんが蛇口をひねってみた。
すると、勢いよく水が勢いよく噴き出した。

「お湯出るのかな……あ、出た出た!とりあえず一回流そ?」

そう言って、小春さんは僕の手を引いて狭いシャワー室へと誘った。
さっそくシャワーの温水をかけてみるのだが、身体に付着した妙な油のような汚れのせいで、まるで落ちる気配がなかった。

「仕方ない。ひよりが石鹸を持って来るのを待ちますか。」

そう言いながら、小春さんは僕にシャワーをかけ続けてくれていた。
すると突然、小春さんが僕の目を真っ直ぐ見つめながら質問を投げかけてきた。

「透くんってさ、ひよりのこと気になっているでしょ?」

「っ!?」

心臓がドキッと大きく鼓動した。
確かにひよりさんはドストライクの女性だった。
綺麗だし、スタイルも良いし、何より優しい。

「い、いや、そんな……そんなことは……」

あからさまにしどろもどろな返事をしてしまう。
そんなの、もう「イエス」と答えたようなものだった。
だが、小春さんは少し神妙な顔つきになった。

「うーん……応援してあげたい気持ちもあるんだけど……諦めた方が良いかもね。」

その予想外の言葉に、「え?」と間抜けな声を漏らしてしまう。
やっぱり年下だし、最初から恋愛対象として見られていないということなのだろうか……。

「別に、透くんがどうこうって話でもないんだよね。」

「……どういうことですか?」

何でもズバズバと言う性格の小春さんが、珍しく言葉を言いよどんでいる。
なんだか嫌な予感が胸を締め付けた。

「ひよりね、彼氏いるよ。」

その一言で、頭の中が真っ白になった。
何か言い返したいのに、口がうまく回らない。
身体の力も抜けて、ピクリとも動かなくなってしまった。

「高校生の頃からずっと付き合っている男の人なのね。大学卒業したら一緒に暮らすって……あれ? 透くん大丈夫!?」

両肩を掴まれ、頭をガクガクと揺さぶられる。
まさか、自分がここまでショックを受けるとは思ってもみなかった。
だとしたら、なんで今日は二人で海にボランティアに来ていたのだろうか。
もしかして、他のグループの中にその彼氏とやらがいたのだろうか。

「本当は今日、その人も一緒に来る予定だったんだけど、急な用事が出来ちゃったらしくてね。」

そうなのか……。僕の友達と同じパターンか。
なんだか急に、短い夢を見させてもらっていたような寂しい気分になった。

「でもさ、ひよりの帽子を取ってあげようとして汚れちゃった訳でしょ?ひよりに身体洗ってもらおうよ。それくらいなら浮気にならないって。」

それは、めちゃくちゃ嬉しい提案だけど……。

「さすがに彼氏さんに悪いですよ。自分で洗いますから大丈夫です……」

悲しさと悔しさで、少しだけ涙がこぼれ落ちそうになった。
そんな情けない僕を見て、小春さんは「はー」と大きなため息をついた。

「はぁ〜……そんなんだから童貞なのよ。据え膳食わないでどうするのよ。」

(な、なんで童貞だってことまで知って……!?)

いや、こんな煮え切らない態度を取っていたら、女性経験の乏しさなんて一発でバレちゃうか……。

「よし決めた!ひよりにおちんちん見てもらおう!」

「は!?何言ってるんですか!?」

本当に意味が分からなかった。
なんで僕が、ひよりさんにおちんちんを見られなければいけないのだろうか。

「男の子って、好きな女の子におちんちん見てもらいたいんでしょ?せっかくだし見てもらおうよ!」

そう言うや否や、小春さんは僕の水着のゴムを掴むと、ぐいぐいと下へ引っ張り始めた。

「だ、ダメですって!本当に脱げちゃいますって!!」

必死に水着を押さえるのだが、なぜか小春さんの腕力が異常に強い。
僕の虚しい抵抗も届かず、スルリと水着が膝まで下ろされてしまった。

まさにその瞬間、シャワールームのカツンとカーテンが開けられた。

「小春ちゃん、透くん!石鹸持って来た……よ?って、何やってるのよ!!」

ひよりさんの視界には、水着を下ろされておちんちんを丸出しにしている僕の姿がバッチリ映っていたはずだ。
だが、ひよりさんはそんな衝撃的な光景を見ても大して取り乱すことなく、呆れ顔で小春さんの頭をポコンと叩いた。

これで確信した。
ひよりさんは、やっぱり僕のことをハナから「男」として意識していないのだ。

ショックは大きかった。けれど、逆に吹っ切れて開き直れた気もした。
男として見られていないのなら、もう遠慮なく見せつけてやればいい。
あとで、一人虚しくトイレで処理でもしてやろう。

「ちょっと誤解しないでよ!水着の中までぬるぬるだったから脱がしただけだよ!」

小春さんが必死に言い訳をしている。
確かに見下ろすと、僕のおちんちんまで例の妙な油汚れのようなもので覆われていた。
さすがに大丈夫なのかと心配になってくる。

「……本当だ。おちんちんまで汚れちゃってる。……ちょっとごめんね?」

そう言うと、ひよりさんは何の躊躇もなく手を伸ばし、僕のおちんちんを指先でちょこんと摘かんできた。

「ッ……!?」

触れられている部分から、電流のような衝撃と甘い快感が一気に押し寄せてきた。
あまりの刺激に小春さんの方へ視線をやると、彼女はなぜか両目をギュッと交互に閉じたり開いたりしていた。
多分だけど、ウインクが下手くそで出来ない人なんだろうなと思うと、少しおかしくて笑いそうになった。

「ほら、おちんちん触ってないで身体洗ってあげよ?身体に良くなさそうだし。」

「そうだね。タオルも借りてきたから、急いで洗ってあげよう。」

ひよりさんは小春さんにハンドタオルのようなものを渡すと、二人で石鹸を泡立て始めた。

冷たく冷えたシャワー室で、冷静に現状を考えてみる。
水着姿の美人二人掛かりで身体を洗ってもらえるなんて……。
冷静に考えて、とんでもなく幸運な状況なのではなかろうか。

僕は密かに期待に胸を膨らませ、二人の手に身を任せることにしたのだった。


「私が上半身洗うからさ、ひよりは下半身を洗ってあげてよ」

そんな小春さんの提案に、「わかったー」とあっさりと快諾するひよりさん。
あまりにも抵抗感がなさすぎる。
さっきまで見せるのすら必死で拒んでいた自分が、なんだかバカみたいに思えてきた。

すると、僕の背中を洗い始めた小春さんが、耳元でそっと教えてくれた。

「ひよりね、歳が離れたお姉さんがいるのよ。その子のお世話をずっとしてるから、男の子のお世話なんて慣れっこなの。」

……なるほど。
完全に「小さな子ども」扱いというわけか……。
絶望的な事実を突きつけられ、心の中でさらに凹んでしまった。

「甥っ子がいるんだけどね、すごく可愛いの! こないだも一緒にお風呂に入って体を洗ってあげたんだよ。でも、小学校に入ったら一緒にお風呂に入るのは禁止ってお姉ちゃんに言われちゃって……すごく寂しいなぁ。」

そうか……。
僕は今、ひよりさんの中で「小学校に上がる前の甥っ子」と同等に扱われているのか……。

背中を洗ってくれている小春さんを見ると、必死に肩を揺らして笑いをこらえていた。
この野郎……と心の中で悪態をついておく。

「くくく……ごめんね、ひよりも悪気はないのよ。でもさ、こんなに可愛いおちんちんをしている透くんが悪いのよ?」

そう言うと、小春さんは僕のそこをキュッと指先で意地悪く摘まんだ。

「うっ……!」

思わず情けない声が漏れてしまう。

「ちょっと小春ちゃん、あんまり触っちゃダメだよ。」

そう言いながらも、ひよりさんは何の疑問も抱かずに僕の足を洗ってくれている。
もしかして、この「可愛いちんちん」なら、子ども扱いとして触ってもノーカウントだと認識されてしまっているのではなかろうか……。

「私さ、男の人のおちんちんってちゃんと見たことないんだけど……これって小さい方だよね? ひよりの彼と比べてどう?」

「もー、男の人のおちんちんを小さいとか言っちゃダメだってば! ……でも、彼と比べちゃうと、ちょっと小さいかなぁ。まだ剥けてないし、大人のおちんちんになるのはこれからでしょ?」

ドスッ、ドスッと、心臓にナイフを二本同時に突き立てられたような激しい衝撃が走った。
子ども扱いされたショックと……ひよりさんに彼氏がいる現実をあらためて見せつけられたショック。
そもそも、彼女たちと僕とでは、年齢だって二、三歳しか変わらないはずなのに。

がっくりと肩を落とし、絶望に打ちひしがれる。
……だが、悲惨な精神状態とは裏腹に、僕の股間は彼女たちの体温と刺激に反応し、ぐんぐんと顔を上げていってしまった。

「あら、おっきくなっちゃった。」

美人ふたりに見守られながら、グングンと硬く勃ち上がっていく様をじっくりと観察されてしまった。
一体どこがスイッチだったのか、自分でもまったく分からない。
だが、大きくなっても皮を被ったまま顔を見せないそこが、あまりにも惨めで情けなく感じられた。

そんな勃起したモノを、ひよりさんが何の躊躇もなく指で触ってきた。

「うわ、硬いね。ビンビンだ。」

指先でちんちんをグッと押し下げ、パッと指を離す。
その反動でピンッと弾ける様子を、ひよりさんは何度か繰り返して遊んでいる。
もしかしてひよりさんは、遠慮がなくなると妙に大胆になるタイプなのだろうか。

「ひよ、遊びすぎだってば。」

くすくす笑いながら、小春さんがひよりさんの手を制した。
止められてしまって、どこかで少し残念に思っている自分が嫌になる。

「あはは、ごめんね。あまりにも可愛くてつい。」

やはり、ひよりさんの中では「男の子の可愛らしいパーツ」であり、異性の性器という認識すらないのだろう。
男としてあまりにも情けないが……これは見方を変えれば大チャンスなのではないか。

ひよりさんに触られたこの感触を、脳裏に焼き付けておこう。
そしてあとで一人になった時、悔しさと興奮をぶつけるように思い切りオナニーしてやるんだ。

「ひより、そろそろ洗ってあげなよ。皮の中まで油とか入っちゃうと、病気になっちゃうかもしれないし。」

「そだね。 今からおちんちん洗ってあげるからね。」

ひよりさんは手元で石鹸を泡立てている。
本当にエッチな気持ちなど一切ない、純粋な善意と清拭の言葉。
だが、僕のそこは期待に打ち震え、はち切れんばかりに脈打っていた。

「じゃあ、洗っていくから痛かったら言ってね。」

泡立ったひよりさんの手が、そっと触れた。
そして、根元から先端までヌルッと一気に滑り抜けた。

「っ……!?」

そのあまりの快感と刺激に、思いっきり腰が後ろへ引けてしまった。

「痛っ!?」

直後、背後から小春さんの悲鳴が上がった。
勢い余って、お尻を小春さんの太ももに思いっきりぶつけてしまったのだ。

「ちょっと何すんのよ! 痛いじゃないの!」

「ご、ごめんなさい! びっくりしちゃって……っ!」

小春さんの抗議に平謝りする。
まさか、たった一回扱かれただけで、これほどまでに脳が痺れるような気持ちよさだなんて……。

そんな僕の過剰な反応を見て、ひよりさんの手がピタリと止まってしまった。

「えっと……そんなに気持ちよかったの……?」

「は、はい……」

素直に答えると、ひよりさんは急に神妙な顔つきになった。
そして、背後の小春さんに相談するように振り返った。

「小春ちゃん、代わってくれないかな……? さすがにここを気持ちよくさせちゃうと、なんだか浮気っぽくなっちゃう気がする。」

浮気のラインがどこにあるのかは分からないが、流石に僕を「男」として気持ちよくさせてしまうのは、彼女の貞操観念が拒絶したらしい。
胸の奥が少ししぼんでいく。

「んー。でもさ、ひよりが落とした帽子を拾ってくれたんだよね? もしかしたら今頃、ひよりが油まみれになっていたかもしれないんだよ?」

すかさず小春さんがアシストを入れてくれた。
やはり小春さん、言動は少しおかしいが、根はすごく優しい女性だ。
少しずつ小春さんに対する好感度も跳ね上がっていく。
もう小春さんもひよりさんも大好きだ。

「大丈夫だって。こんな可愛いおちんちん洗って白いのが出たって、浮気になんかなりっこないんだから。」

アシストは嬉しいのだが、言い草に少しムッとしてしまう。
だが、子ども扱いされているのは変えようのない事実だ。
ここはヘタに男を主張せず、身を委ねるのがきっと正解なのだ。

「うーん……。じゃあ、タオルでゴシゴシしてあげる。お礼の『一回だけ』だからね?」

ひよりさんは決意したように言うと、ハンドタオルにたっぷりと石鹸を泡立て始めた。
ひよりさんに聞こえないよう、小春さんが背後から「よかったね」と耳元で密かに囁いてくれた。

素手じゃないのは残念だが、ひよりさんの手で出してもらえる機会なんて、人生で二度と訪れないだろう。
この瞬間を、しっかりと記憶に刻み込まなければ。

「それじゃあ洗っていくからね。痛かったら言って。ね」

タオル越しに、根元をギュッと握られる。
そして、先端に向かって一気に一気扱き上げられた。

「あぐっ……っ!」

ざらりとしたタオルの繊維と、泡のぬめりが混ざり合った独特の快感。
あまりの刺激に、また思わず腰を後ろに引こうとした。

……だが、今度は引けなかった。

背後にはぴったりと小春さんが密着して、逃げ場を塞いでいたのだ。
背中に、ふんわりと柔らかい感触が押し付けられる。

(女の人の身体って……こんなに柔らかいんだ……)

そんな感覚に包まれながら、逃げ場のない清拭が続いていく。
素手の柔らかさとは違う、タオルの摩擦熱と圧迫感。
たっぷりの石鹸でヌルヌルと滑るそれは、未体験の快楽の扉を開いていくようだった。
タオルを挟んでいるからか、ひよりさんの握り加減はさっきよりも少し強めになっている。

力強く握られ、規則正しく上下にシゴき上げられていく。

「あはぁ……っ、ああ……っ」

情けない声が勝手に漏れ出してしまう。

「気持ちいい……?」

ひよりさんが下から覗き込むように顔を上げて訊いてくる。
まともに言葉を発することができず、僕はただ首をコクコクと縦に振ることしかできなかった。

「そう。それはよかったけど……早く出してね?」

少しだけ困ったような表情を浮かべられる。
やっぱり、彼氏以外の男をこうしてあやすことに、少なからず罪悪感があるのだろう。

だが、ここまで来たら遠慮なんてしていられない。
この際、気持ちよく出してしまうのが一番の誠意だ。

ちんちんと泡立ったタオルから、グチュグチュという淫らな水音が狭いシャワー室に響き渡る。
彼氏にするような甘い手コキではなく、汚れを落とすためのどこか事務的な動作。
だが、それをあのひよりさんにしてもらっているという事実に変わりはない。

(彼氏の知らないところで……こんな風にしてもらってる……)

背徳感が引き金となり、熱いものが一気に下腹部へこみ上げてきた。

「あ、あぁっ……! ひよりさん……出ちゃっ、出ます……っ!」

「うん、いいよ。いっぱい出してね。帽子を取ってくれて、ありがとうね。」

「仕方ないなぁ」とでも言いたげな苦笑い。
けれど、そこには確かに僕への感謝の気持ちも混ざっていた。

ひよりさんの手のストロークが一段と速くなる。
クチュクチュと小刻みな水音が最高潮に達し、ついにその瞬間が訪れた。

「出ますっ……!!」

叫び声とともに、股間がビクンビクンと大きく脈打った。
ゆるゆると扱き続けられるタオルの中に、まるでひよりさんの身体の中へ直接吐き出しているかのような錯覚を覚えた。
そう錯覚するたびに、精巣から絞り出された熱いかたまりが何度も何度も勢いよく発射される。

尿道を駆け巡る圧倒的な快感に、頭がトロトロに溶けてしまいそうだった。

「あ、はぁー……っ」

長く深い吐息を漏らし、ようやく激しい射精が収まった。
後ろで小春さんがガッチリと体を支えてくれていなかったら、そのまま床に尻餅をついていただろう。

タオルの中で静かに小さくなっていく感触に、僕は強い名残惜しさを感じていた。


「うわぁ、本当にいっぱい出たねぇ」

ひよりさんはそっとタオルを開いた。
白いタオルに泡立てられた石鹸。その中に、ねばっとした白濁が溜まっていた。
自分で見ても、よくこれだけ出たなと感心してしまう。

「ねえねえ、私にも見せてよ。」

小春さんが後ろから手を伸ばしてタオルを受け取った。
そして、出したばかりのそれをまじまじと見つめている。
それが妙に気恥ずかしかった。

「すごいねー。こんなのが出るんだね。初めて見たよ。」

ちょっと匂いを嗅いでしかめっ面をしている。
……というか、さっきの「おちんちんをあまり見たことない」という発言もそうだが、もしかして小春さん……。

「あの、つかぬ事をお伺いしたいのですが……もしかして小春さん、未経験の方ですか?」

思わず変な敬語になってしまった。

「うん。私、エッチしたことないよ。」

あっけらかんと答えられてしまった。
でも、一体なぜなんだろうか。
小春さんだってひよりさんに負けず劣らず可愛いと思うのに。

「何神妙な顔してんのよ。別にいいでしょ、私がモテなくたって。」

いつの間にか小春さんが正面に回り込み、僕の顔を覗き込んできた。
やはりその顔は、素直に可愛い。

「私はひよりみたいに可愛くないからね。みんな、あんまり本気になってくれないんだ。」

少し寂しそうな表情を浮かべる。
確かにひよりさんは綺麗で魅力的だ。
でも、小春さんの魅力に周りが気づかないのは絶対におかしいと思う。

そう思っていたら、気づかないうちに口が動いていた。

「そんなことありません! 小春さんはすごく可愛いです! 確かにおかしな言動はありますが、それでも小春さんの魅力に気づかない人たちはただの節穴なだけです!」

一気にまくし立てる僕を、小春さんは最初ぽかんとした表情で見つめていた。
そして、少しずつ顔を赤く染めていく。

「な、何言ってるのよ。そんなにおだてたって、何も出ないんだからね!」

照れ隠しをするように、僕のおちんちんをキュッと握ってきた。

「仕方ないなぁ。何も出ないけど、ナニくらいは出してあげようかな。」

……多分、そういう言動が男に本気になってもらえない原因な気がする。

小春さんは僕のそこをもみもみと触りながら尋ねてきた。

「そういえばこれ、皮ってちゃんと剥けるの?」

「あ、それ私も気になってた。」

ひよりさんまで話に乗っかってきた。
二人してしゃがみ込み、かぶったそれをまじまじと見つめてくる。
とんでもなく恥ずかしい状況だ。

「いや、えっと……まだ自力では剥けないです……」

もちろん剥こうと練習はしている。
だが、あと一歩というところで達成されないままだった。

「じゃあ、お姉さんが剥いてあげますか。」

ツンツンと突いていた小春さんが、先端の包皮をつまんだ。
くっと持ち上げてみるが、やはり口が狭いせいで剥けない。

「温めた方が剥けやすいかも。私、シャワーかけてあげるよ。」

ひよりさんが温水シャワーを当て、小春さんが両指で包皮の口をつまんで広げようとする。
水着姿の綺麗な女性二人掛かりで、僕のおちんちんの皮を剥こうとしているのだ。
この異常すぎる状況に、僕の体が反応しないわけがなかった。

「……おっきくなっちゃったね。」

「まあ、当然といえば当然よね。」

そもそも温かいシャワーをかけられていること自体、気持ちよかったし……。
情けなくてつい両手で隠そうとしたが、ひよりさんに制せられてしまった。

「小春ちゃん、出してあげたら?」

「うーん、剥いてから出してあげたかったけど……やっちゃうか。」

小春さんが右手で、大きくなった僕のモノをそっと握りしめた。
ビクッと体が震える。
やはり、最初から性的な目的で触ってもらった方が気持ちいいみたいだ。

大きく上がった期待値とは裏腹に、小春さんの手がぴたりと止まった。

「ひよー、これどうすればいいの? 普通に上下に動かせばいいのかな?」

「あ、うん。優しく握って上下に動かせば大丈夫だよ。余裕があるなら、空いた手でたまたまも触ってあげればなお良しかな。」

小春さんは本当に経験がないようだった。
おずおずと左手を伸ばし、睾丸に触れてくる。

「うわ、なにこれ。不思議な感覚。本当にたまたまが二つ入ってるのね。」

珍しいおもちゃでも見るように、やわやわと触ってくる。

「そこ、力入れたら痛いから本当に優しくしてあげてね。昔、彼のを強く握っちゃって悶絶させたことあるよ。勃ってたのに一気にちっちゃくなってたもん。」

「ふーん。じゃあ今、強く握っちゃえば出さなくてもいいんじゃない?」

小春さんが何やら恐ろしすぎる提案をしている。

「……本当に勘弁してください。」

僕の悲痛な訴えに、小春さんはケラケラと笑い声を上げた。

「本気でやるわけないでしょ。気持ちよくしてあげるから安心してよ。」

ひよりさんは呆れ顔を浮かべている。
そして、そろそろと小春さんの手が動き始めた。

手コキというにはあまりにつたなすぎる技術。
だけど、小春さんに初めてしごかれる男が自分なのだと思うと、なんともいえない幸福感が湧き上がってきた。
やはり、彼女の柔らかい素手はタオルよりもずっと気持ちよかった。

「どう? 気持ちいい?」

笑顔だが、少し不安そうに聞いてくる。

「はい! すごく気持ちいいです!」

「うん、よかったよかった!」

そう言って頑張って手動かしてくれる小春さんを見下ろすと、一生懸命にしごいてくれている姿が見える。
そして、その手の動きに合わせて揺れる胸の谷間も……。

その隣を見ると、手コキをじっくり観察しているひよりさんと、小春さんよりさらに立派な谷間が目に飛び込んできた。
僕の視線が、二つの谷間の間を行ったり来たりする。

そんな遠慮のない視線に、ひよりさんが気づいた。

「あのさ、見るならもっとこっそり見なさいよ。」

ため息交じりの苦笑いをこちらに向けてくる。
怒っているわけではなさそうだ。

「まあまあ。別に減るものじゃないし、谷間くらいなら見せてあげようよ。」

小春さんがそう言いながら、さらに手の動きを早めた。
だんだんコツを掴んできたようだ。

「……あ、はぁ……っ!」

小春さんの手コキ、そしてひよりさんが当ててくれるシャワー。
気持ちよくないわけがなかった。

「あ、ひよ見てみて。ちょっと先っぽ見えてるよ。」

シャワーを避け、ひよりさんが僕の先端をまじまじと見つめる。
小春さんの手のストロークに合わせて、先端のピンク色がひょこひょこ顔を出していた。

「確かに、ちょっと見えてるね。ちっちゃくできたら剥けるかも。」

だが、覗き込んだタイミングが悪すぎた。
二人が先端を覗き込んでいる間も、小春さんの手コキはくちゅくちゅと続けられていたのだ。

そして——。

「あ! 出ますっ!」

「え?」

僕の叫びと同時に、二度目の射精が始まってしまった。
びゅっびゅと勢いよく放出される白濁。
そしてそれは、まじまじと覗き込んでいたひよりさんの顔面を直撃していた。

当の僕はそんな事故に気づくはずもなく、射精の快感と余韻に浸っていた。
……小春さんの「くくく」という忍び笑いが聞こえてくるまでは。

「透くん……?」

何やら地獄の底から響くような声が聞こえてきた。
ハッとして声のする方を見ると……頬にどろっとしたものを付けたひよりさんが、般若のような笑顔を向けていた。

「あ! すいませんっ! 顔に……! 今すぐ拭きます!」

持っていたタオルでそっと顔を拭いた。
タオル越しのひよりさんの頬は、驚くほど柔らかかった。

「もう……女の子の顔にかけちゃダメだからね?」

少しだけご立腹の様子だったが、なんとか許してもらえたようだ。
ひよりさんはタオルを受け取ると、自分で残りを拭き取り始めたのだった。


「さてさて、無事小さくなったから剥いちゃいますか。」

自分で剥こうとすると、いつも痛みが勝ってしまって最後までいけなかった。
今回もそうだろうと思い、痛みに耐えるべく身体にギュッと力を入れた。
小春さんの手にも力が入る。

「ひと思いに一気にやっちゃうからね。男の子なんだから泣かないでよ?」

そう言いながら、一気に包皮をめくり上げられた。

ピリッとした痛みが走るが、その後を追うようにぬるりと先端を通り抜ける快感が駆け抜けた。
慌てて見下ろすと、そこにはピンク色の亀頭がしっかりと顔を見せていた。

「剥けたね。おめでとう。」

ひよりさんがパチパチと手を叩いている。

「こんなにピンク色なんだね。可愛いけど……ちょっと汚れているね。」

確かに、初めて剥けたせいか中に恥垢がだいぶ残っていた。
先ほどの精液もべったりと付着している。

「洗ってあげるよ。動かないでね。」

そう言いながら小春さんが石鹸を泡立て始める。

「剥けたばかりは敏感らしいから優しくね。」

ひよりさんのアドバイスが飛ぶ。
そして、剥けたばかりの先端に小春さんの指先がそっと触れた。

「うっ……!」

ビクッとちんちんと身体が跳ね上がる。
ただでさえ敏感な部分なのに、生まれてからずっと厚い皮の中に隠れていたのだ。
そんなところを直に触られたら過剰に反応してしまうのも無理はない。

「そういえばさ、ひよの彼氏って剥けてるの?」

「……そういうこと聞く? 一応答えるけど、初めて見たときから剥けてたよ。」

そうなのか……。
なんだか会ったこともないひよりさんの彼氏に、勝手なコンプレックスを抱いてしまう。

「じゃあ、もしかしてこうやっておちんちんの皮剥いたりするの見るの初めて?」

小春さんが僕の皮を剥いたり被せたりして遊んでいる。
今までの苦労は何だったのかと思えるくらい、あっさりと簡単に剥けるようになっていた。

「そうね。剥けるところを見るのは初めてよ。こんなにピンク色じゃないしね。」

ひよりさんも指先で亀頭をツンツンと突いてくる。
触れられるたびにピクッピクッと快感が走り、あえなく本日三度目の勃起を果たしてしまった。

だが、そのタイミングでちょうど洗う作業が終わったらしい。
シャワーで泡を流すと、綺麗に磨かれたおちんちんがそこにあった。

「よし! 綺麗になったね。ちっちゃいけど大人っぽくなったね。」

小春さんがポンとおちんちんを叩いた。
やはりビクッと反応してしまう。

「綺麗になったのはいいけど、このまま水着を着てみんなの前に出るのはまずいよね。」

ひよりさんが冷静な指摘をする。
深く考えなくても、女性二人に身体を洗ってもらって勃起したまま人前に出るのはヤバすぎる。
僕よりも、彼氏のいるひよりさんの方がマズイ気がするのだが。

「よし! じゃあもう一回だけ出してあげる。でもこれで本当に最後だからね。」

「まだやるの? 透くん、小春みたいなバカになっちゃうよ……」

やっぱりひよりさんは小春さんに対して結構容赦がない。
そんな言葉を聞いて当の小春さんはなんだか嬉しそうな顔をしている。
きっとこういう軽口の叩き合いが二人のコミュニケーションなのだろう。

「透くんに聞くけどさ、私とひよ、どっちに出してもらいたい? 好きな方選んでいいよ。」

「いや、勝手に決めないでよ……。彼氏がいるって言ってるでしょ?」

ひよりさんが呆れ顔を浮かべる。
小春さんとひよりさんか。けれど、僕の心はもう決まっていた。

「ひよりさんも魅力的ですが……僕は、小春さんにお願いしたいです。」

その言葉に、小春さんは「え?」と予想外といった表情を浮かべた。

「いやいやいや、ひよにしてもらう機会なんてもうないよ? いいの!?」

慌てた様子で手をバタバタと振る小春さん。
まさか自分が指名されるとは思っていなかったのだろう。
なんならひよりさんをからかうために選択させたのかもしれない。
隣でひよりさんがニヤニヤとこちらを見つめている。

「はい。僕は小春さんがいいです。……小春さんが、好きです。」

告白のような言葉が口をついて出た。
顔が一気に熱くなるのを感じる。

「好きって……え? え……?」

小春さんの頬もと赤く染まった。
なんだか甘く妙な空気が室内に流れる。
そして、小春さんはそっと僕のちんちんを握りしめた。

「もう……お姉さんをからかっちゃダメだよ? でも仕方ないか。私が気持ちよくしてあげる。」

どうやら好きという言葉は冗談として受け取られてしまったようだ。
残念だけど、まあ仕方ないか。

「……初めてだから、痛かったら言ってね。」

(初めて? さっき手で抜いてくれたのに?)

そう思った瞬間、むき出しの先端にぬるりと温かいものが触れた。
慌てて視線を落とすと、小春さんが僕のちんちんを舐めていた。

「い、いやっ! ちょっと汚いですよ……!」

さすがに舐めてもらうのは……と遠慮しようとしたが、小春さんはなんでもないような顔でこちらを見上げた。

「今洗ったばかりだから大丈夫だよ。むしろ綺麗だって。」

そして、パクッと口に咥え込んできた。 熱い温もりに包まれる。
口の中でチロチロと裏筋を刺激された。
知識がないはずなのに、的確に気持ちいいところを責め立ててくる。
そもそもそこが気持ちいいなんて、ずっと包茎だった僕自身すら知らなかったことだ。

舌が付け根から先端まで舐め上げる。
口を離したかと思うと、熱い先端に優しくチュッと口づけをしてくれた。
唇が触れた後、先端の割れ目に舌がすっと這わされる。
そのまま亀頭がちゅぱっと深く吸い込まれた。ゆっくりと円を描くように、亀頭全体が舐め回される。

「う……ぐふぅ……っ!」

口から情けない声が漏れ出す。
初めて知る快感に、身体が歓喜して震えているのがよく分かった。

小春さんは深く口を開け、ぬるりと根元近くまで咥え込む。
舌を巧みに動かしながら、上下に首を振る。
時折、強い圧をかけて吸い上げ、奥まで咥え込んではゆっくりと引き抜いていく。
とても初めてとは思えないテクニックが僕のちんちんを襲う。

「あ……小春さ……んっ! も、もう出ちゃいます……っ!」

その言葉を聞くと、小春さんは上目遣いに僕の顔を見つめてきた。
口元からはみ出た部分から、よだれが垂れている。
気のせいか、彼女がニヤリと嬉しそうに笑った気がした。

ジュバジュバと激しい水音を鳴らし、小春さんが首の動きを早める。
最後のラストスパートだ。
強い吸引力で、精巣の中身を直接吸い上げられるような感覚。

そして——。

「あ! で、出る……っ!!」

熱い痺れが睾丸から一気に駆け上がった。
その熱い塊が勢いよく迸り、小春さんの口の中にどくどくと注ぎ込まれていく。

彼女は一瞬驚いたように目を丸くしたが、逃がすことなく丁寧にすべてを受け止め、ゴクンと喉を鳴らして飲み干してくれた。

しばらくしてゆっくり口を離すと、唇の端から白いものが少しだけ溢れていた。
小春さんはそれを指でそっと拭い、上目遣いに優しく微笑む。

「どう? 気持ちよかった?」

ほてった顔で向けられた小春さんの笑顔。
息を荒げたまま、僕はただ何度も首を縦に振ることしかできなかった。

シャワー室の中に、不思議と温かく甘い空気が流れる。
僕と小春さんの心が、目に見えない一本の糸で深く繋がった気がした。

二人で無言で見つめ合っていると、急に頭上から冷たいシャワーを浴びせられた。

「ちょ! ひよ、冷たいって! やめてよ!」

「ほんとですよ! 冷たいですって!」

悲鳴を上げる僕たちの前で、ひよりさんがジトーッとした目を向けながらシャワーヘッドを構えていた。

「二人だけの世界に入らないでよ。私もここにいるんだからね。」

どうやら完全に蚊帳の外に置かれてしまい、少しご立腹のようだ。
でも、ひよりさんが僕に対しても壁を作らず、素の表情で接してくれるようになったのは素直に嬉しかった。

「もー。ここの水冷たすぎない? こんなの風邪引いちゃうよ。」

「バカは風邪引かないでしょ。早く透くんのおちんちん流して、みんなのところに戻ろ? そろそろお昼になっちゃうよ。」

『洗体』という名の甘い戯れに、かなりの時間を費やしてしまったらしい。
もし心配したボランティアの他のメンバーが様子を見に来たりしたら、それこそ大惨事だ。

「はいはい、分かりましたよ。」

そう言いながらも、小春さんは最後まで愛おしそうに、優しく僕のおちんちんを洗い流してくれた。

冷たいシャワーの感覚が残る狭い室内に、小春さんの温もりだけがはっきりと焼き付いている。
僕はもう、完全に小春さんに心のすべてを奪われてしまったようだった。

エピローグ

集合場所に戻ると、すでに他のメンバーも集まっていた。

「おっ、透くん大丈夫だったか? 災難だったみたいだな」

リーダーが親しみ込めて声をかけてくれた。

「はい。おかげさまでどうにか綺麗になりました。」

「そうかそうか。午後からは自由時間だから、事故のないように楽しんでいってくれよ。」

ポンと力強く肩を叩かれる。
小春さんとひよりさんと一緒にいたことについて、特に怪しまれる様子もなくて安心した。
全体への労いの言葉と共に、本日のボランティア活動は解散となった。

「透くん、お腹すいたでしょ? お昼食べに行こ!」

小春さんとひよりさんに促されるまま、僕たちは浜辺沿いの海の家に入った。
潮風が吹き抜ける店内で少し遅めの昼食をつつき、三人でワイワイと歓談を重ねる。
そんな賑やかな空気を破るように、ひよりさんが不意に悪戯っぽい笑みを浮かべて問いかけてきた。

「それでさ……結局、二人は付き合うの?」

唐突な質問に、僕と小春さんは同時に固まってしまった。
さっきのどさくさに紛れて伝えてしまった僕の告白。
あの言葉を、小春さんはどんな風に受け止めてくれたのだろうか。
僕の決意は固まっている。けれど、小春さんの本心は――。

恐る恐る隣を見ると、小春さんの顔は真っ赤に染まっていた。
やっぱりこの人は、どこまでも感情がわかりやすい。
そんなところもたまらなく愛おしく思えてしまう。

「えっと……いきなり付き合うのは、どうかなって思うのよね。」

小春さんが躊躇いがちに言葉を紡ぐ。
その言葉の意図を察するより前に、振られてしまうのではないかという不安で冷や汗が流れた。

「だからさ……まずは『お友達』からどうかな? もちろん、もうお友達だとは思うんだけどさ。私、まだ透くんのこと、よく知らないし……」

そう言って、小春さんは可愛らしい笑顔を向けてくれた。
途切れそうだった僕と小春さんの小さな糸は、切れることなくしっかりと結ばれていた。

「わかりました! 僕は小春さんのことが大好きです! だから、いつか恋人になれるように全力で頑張ります!」

込み上げる嬉しさのあまり、思った以上の大声が出てしまった。
海の家にいた周りの客からの視線が一斉に突き刺さる。

「ちょ! 声が大きいってば……! でも……うん、頑張ってね。」

注視を浴びてさらに真っ赤になりながらも、小春さんはしっかりと僕の言葉を受け止めてくれた。
全身から火が出そうなほど恥ずかしかったけれど、不思議と胸の奥はすっきりと晴れ渡っていた。
これが、僕から彼女への大切な誓いになったからだ。

そんな僕たちを、ひよりさんは楽しそうにニコニコと見守っていた。

END


ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

よければ、ジャンル別の目次から次の作品も探してみてください。

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創作羞恥CFNMお姉さん(CFNM)
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