【創作羞恥小説】閉店間際のスーパー銭湯で

年下女性

カランカランカラン!

「大当たりー!」

なんとなく引いてみた商店街の福引。
ガラガラと回した抽選器から、コロンと色付きの玉が落ちてきた。

慌てて景品一覧を見上げてみる。
一等は商店街の商品券10万円分、二等は電動自転車。
どっちが当たっても嬉しいことこの上ない。

「はい、お兄さんおめでとう!」

そう言って手渡されたのは一枚のカードだった。
まさか一等賞!?と一瞬期待が高まったが、どうやら様子が違う。
カードに書かれていたのは、『スーパー銭湯 一年間フリーパス』

「おめでとう!毎日来てくれていいからね!」

景品を手渡してくれたおじさんが、ガシッと力強く俺の手を握りしめてくる。
心の中で、(……あんたの店かい!)と全力でツッコミを入れた。

ちょっと微妙な気もしていたのだが、周りのギャラリーからは大きな歓声が上がった。

「いやー、ワシが狙っていたのに!おめでとう!」
「私もそれが一番欲しかったのよ。羨ましいわー!」

思いがけない賞賛と温かい拍手を浴び、俺は照れくささに頭をペコペコ下げながらその場を後にした。

……まあ、せっかく当たったんだ。早速今夜、行ってみようかな。


スーパー銭湯とは言っても、昨今のレジャー施設のような華やかさがあるわけではない。
大きなお風呂と露天風呂、こぢんまりとした売店と食事処、そして小さな休憩コーナー。
どちらかといえば、どこか懐かしい風情が残る昔ながらの場所だった。

だが、その気取らないシンプルさがすっかり気に入り、俺は毎日のように通い詰めるようになっていた。
……もっとも、通い続ける理由はそれだけではなかったのだが。

売店にいつも立っている女性——清楚な黒髪で、いつもニコニコと愛想よく接客している彼女のことが、ずっと気になっていたのだ。
名前は、柏木澄花(かしわぎ すみか)さん。
胸元の名札をそっと確かめて知った名前だ。

俺は毎度、彼女からお風呂上がりのコーヒー牛乳を買っていた。
そして通い始めて一ヶ月ほど経った頃、俺はようやく勇気を振り絞り、小さな一歩を踏み出すことにした。

「こ、こんにちは。これ、お願いします。」

いつもは無言で差し出していた瓶を、どうにか絞り出した挨拶とともに手渡す。
俺の出せる勇気なんて、せいぜいこの程度だ。だが、彼女はパッと表情を明るくした。

「こんにちは! いつもコーヒー牛乳を買ってくれてますよね。私もお風呂上がりのコーヒー牛乳、大好きです!」

正直、驚いた。
まさかこんな風に笑顔で言葉を返してもらえるなんて、思ってもみなかったのだ。

「でも、実は私、フルーツ牛乳の方がもっと好きなんです。今日は試しに、フルーツ牛乳にしてみませんか?」

そんな眩しい笑顔に押し切られ、その日はフルーツ牛乳を購入した。
それ以来、お風呂上がりに売店へ立ち寄るたび、彼女と少しずつ言葉を交わすようになっていった。


ある日、残業でスパ銭に到着したのは夜の10時を過ぎた頃だった。
ファミリー層がメインのこの店は、平日のこの時間ともなると、さすがにほとんど客の姿がないようだった。
風呂場へ向かいがてらチラリと売店を覗いてみたが、残念ながら彼女の姿はなかった。

急いで服を脱ぎ、掛け湯をしてざぶんと湯船に浸かる。
一日の疲れがじんわりと湯に溶け出していくようだった。
しばらくボケーっと湯浴みを楽しんでいたが、ふと壁の時計を見ると、針はすでに10時30分を指している。
ここは11時でお風呂が閉まり、11時半には完全退館のはずだ。
慌てて体を洗い、最後にさっとお湯に浸かって上がることにした。

「いいお湯だったな……」などと考えながら出口に向かっていた、その時だった。

ガラッと不意に扉が開いた。
そして、あろうことか入ってきた人物とバッチリ目が合ってしまったのだ。

そこにいたのは——売店の女性だった。

彼女は一瞬驚いたような表情を見せた後、その視線がそっと下方へと落ちた。
俺は慌てて前を隠す。 見られてしまった……!

しかし、彼女はさほど取り乱す様子もなく、どこか少しだけ申し訳なさそうにニッコリと微笑んだ。

「ごめんなさい、まだお客様がいらしたんですね。ごゆっくりどうぞ。」

そう言うと、静かに扉を閉めて出て行ってしまった。
あとに残された俺は、ただただその場に立ちすくむことしかできなかった。

脱衣所に戻って服を着ながらも、彼女のあの視線が脳裏から離れない。
間違いなく、下に落ちたあの視線は俺の無防備なところを捉えていたはずだ。
お世辞にも立派とは言えず、洗った後にしっかりと皮をかぶせていた情けない状態の姿が、彼女の目には一体どう映ったのだろうか。
恥ずかしさと情けなさで頭がどうにかなりそうだった。

帰り際、売店や受付を見渡してみたが、どこにも彼女の姿はなかった。
俺はモヤモヤと恥ずかしさを抱えたまま帰宅するしかなかった。


翌日、銭湯に行くべきか散々悩んだ。
だが、ここで行かなくなるのはなんだか負けた気がして、俺は少し重い足取りでスパ銭へと向かった。

売店に彼女の姿はなく、胸の奥でホッと安堵している自分がいた。
いつも通り湯船に浸かり、心地よい気分で風呂から上がる。 そして、いつものようにコーヒー牛乳を買うため売店に向かうと……。

いた。

俺の姿を視界に捉えるなり、彼女はニッコリと微笑みかけてきた。
こうなってはもう逃げることなどできない。俺は観念して冷蔵コーナーからコーヒー牛乳を取り出し、彼女の待つレジへと向かった。

「こんばんは。」

なるべく平静を装い、何事もなかったかのように話しかける。
もしかしたら、昨日の男が俺だと気づいていない可能性もゼロではない——。

「こんばんは! 昨日は本当にごめんなさい!」

彼女は両手を合わせ、ごめんなさいのポーズを取る。
他人だと思われていれば、という淡い期待は儚くも消え去った。

「あ、えーっと……こちらこそ、昨日はお見苦しいところを見せてしまってごめんなさい。」

別に俺が謝る筋合いでもないのだが、これ以上気まずくなって嫌われるのだけは避けたかった。
せっかくここまで話せるようになったのだから。

「いえいえ、もうお客様がいらっしゃらないと思い込んで、掃除に入ってしまった私が悪いんです。ここって平日は皆さん早めに帰るんですよね。」

彼女はにこやかに、昨日男湯に入ってきた理由を語った。
たしかにあの時、浴室には俺しかいなかった。

すると突然、彼女が手でチョイチョイと俺を手招きする。
何だろうと思いつつ顔を近づけると、彼女はそっと俺の耳元に唇を寄せ、小さく囁いた。

「私、平日は夜の10時半からお風呂の掃除に入るんですよ。」

ドキッとした。
すっと顔を離した彼女は、悪戯っぽく微笑みながら口を開く。

「また、かわいいの見られるかな。」

そう言いながら、彼女はまだ会計の済んでいないコーヒー牛乳を差し出してきた。

「今日は私のおごりです。また来てくださいね。待ってます!」

なんて返して良いのかわからず、ただ「……ありがとうございます」とだけ告げて、ニコニコと小さく手を振る彼女から逃げるように店を後にした。

これって……つまり、そういうことだよな?


さらに翌日。
仕事終わりにそのまま銭湯へ向かおうかと思ったが、時刻はまだ夜の7時。
一旦家に帰り、体勢を整えて出直すことにした。

そして、夜の10時20分。
俺は脈打つ鼓動を抑えながら、再びスパ銭の暖簾をくぐった。
売店をそっと覗いてみるが、やはり彼女の姿はない。
急いで服を脱ぎ捨て、掛け湯をして湯船に浸かる。
幸いなことに、今日も浴場には俺一人だけだった。

湯船に身をゆだねながらボーッと過ごしていたが、一向に誰も入ってくる気配はない。

「……そりゃそうだよな。」

ぽつりと漏れた呟きが、広い浴場に虚しく響く。
やっぱり、昨日のあれは彼女なりの、空気を和ませるための冗談だったのだろう。
少しだけ落胆しながら湯船から上がり、体を洗って帰ろうとトボトボ洗い場へ向かった——その時だった。

ガラッと、不意に扉が開いた。

バケツとモップを手にした彼女が、そこに立っていた。
今まで見たこともないような、満面の笑みを浮かべて。

「お客さん、本当に来てくれたんですね。」

やはり、彼女の視線はすっと俺の股間へと落ちた。
だが、今日は隠さないと決めていた。
俺だって、情けない息子でも好きな女性に見てもらいたい気持ちはある。

すると彼女は、持っていたバケツとモップを床に置き、後ろ手で入口の扉を閉めた。
静かな浴室に、カチリと鍵の閉まる音が響き渡る。

「今日はもうおしまいです。お風呂のお掃除しますからね。」

気のせいだろうか。
普段は清楚で愛らしい彼女の瞳が、今はどこか妖艶な光を帯びているように見えた。

彼女は俺の目の前まで歩み寄ると、すっと右手を差し出してきた。

「改めまして、柏木澄花です。」

「あ、佐伯智也です。」

慌てて俺も手を差し出し、彼女の手を握ろうとした——次の瞬間。

彼女は俺の差し出した手をすり抜け、無防備になっていた俺のそこを、ギュッと直接握りしめた。

「そういえば、私の名前は知っていましたよね? 名札をチラチラ見ていましたもんね。最初はおっぱいでも見られているのかなって、ちょっと警戒しちゃいましたよ。」

……バレていた。
コソコソ見ていたつもりが、彼女には完全に見抜かれていたのだ。
だが、今の俺にはそんな恥ずかしさを噛み締める余裕すら残されていなかった。
なんで彼女は俺のちんちんを握っているのだろうか。
というか、生まれて初めて、女性の手で直接触れられてしまった。

「え、ええ!? あ、す、すみません……チラチラ見てました……」

差し出した右手が宙に浮いたまま、俺の口からは情けない言葉しか出ない。
そんな俺をよそに、彼女の柔らかい手がギュッギュッと愛撫するようにそこを揉みほぐしていく。

「ふふ、やっぱり智也さんのおちんちん、すごくかわいい。」

突然下の名前で呼ばれてドキッとしてしまう。

「仕事柄、男の人のおちんちんを見る機会は多いんですけど、智也さんのが一番可愛いです。」

……それは喜んでいいことなのだろうか。
しかし、俺の体はあまりにも正直だった。
彼女の柔らかく温かい手で優しく包み込まれ、愛撫されれば、反応しないわけがない。
俺のそこはみるみるうちに熱を帯び、硬く立ち上がっていった。

「あは、大きくなってきましたね。」

彼女は目を輝かせ、心底嬉しそうに視線を落とす。
そして、すっかりガチガチに勃起したのを確認すると、名残惜しそうにやっと手を離した。

「智也さんは、大きくなっても剥けないんですね。かわいい。」

まるで小さな子供や愛くるしい動物でも愛でるような、深い愛おしさに満ちた表情でそれを見つめている。

俺はもう、恥ずかしさと混乱でどうしていいのか完全に分からなくなっていた。


彼女は宙ぶらりんだった俺の右手をキュッと掴むと、そのまま洗い場の方へと引っ張っていった。

「まだ体、洗っていませんよね? お背中流してあげますよ。」

ありがたい申し出ではあるのだが、彼女は今掃除の時間のはずだ。
こんなところで油を売っていて大丈夫なのだろうか。

「あ、あの……お姉さん。お仕事は大丈夫なんですか?」

俺が尋ねると、彼女はふと足を止め、ぷっとほっぺたを膨らませて振り返った。

「お姉さんなんて、そんな他人行儀な呼び方は嫌です。澄花って呼んでください。」

まさか下の名前で呼ぶことを強制されるとは思ってもみなかった。

「す、すみません……澄花さん。」

口ごもりながらもそう呼び直すと、彼女はパッと満面の笑みを咲かせた。

「はい! 今はお掃除の時間ですからね。智也さんをお掃除してあげます。」

嬉しそうにそう言うと、俺を風呂椅子へと座らせた。

「頭も洗っちゃっていいですか?」

尋ねながらも、こちらの返事を待つ前に温かいシャワーを頭からかけてくる。
意外に強引なところがあるんだな……と思いつつも、実はそういうギャップに弱い自分もいた。

「あ、ちょっとだけ待ってくださいね。服が濡れちゃうと面倒なので。」

そう言って、彼女は制服である和風の衣装の袖と裾をキュッと捲り上げた。
露わになった彼女の生肌に、思わず目が釘付けになってしまう。
ふと見ると、右膝に小さな絆創膏が貼られているのが目に留まった。

「恥ずかしいからそんなに見ないでくださいよ。膝は昨日転んじゃいまして。」

照れくさそうに説明しながら、彼女は俺の頭にシャンプーを馴染ませ、優しく指を立てて洗い始めてくれた。

「お客様〜、痒いところはございませんか〜?」

やっぱりその定番のセリフは言いたくなるのだろう。
頭を丁寧に流し終えると、次は体だ。
彼女の手が背中をゴシゴシと洗い流してくれる。
一人暮らしを始めてから、背中なんてろくに洗えていなかったかもしれない。
あまりの心地よさに思わず息が漏れた。

「じゃ、今度はこっちを向いてもらってもいいですか?」

もはや抵抗する気など一切なく、俺はただ彼女の洗体に身を委ねて正面を向いた。

「ふふ、ちっちゃいのに元気いっぱいですね。そこは後でじっくり洗ってあげますからね。」

彼女の目の前で、元気に直立しているそれ。
恥ずかしくないと言えば嘘になるが、ここは変に隠さず堂々としていようと腹を括った。

彼女の手は肩から胸元へと順に降りてくる。
目の前には、彼女の慎ましやかな胸元があった。
衣装に覆われて中が見えるわけではないのに、彼女の手の動きに合わせてかすかに揺れているような錯覚に陥ってしまう。

「智也さん、エッチですね。」

「っ……!」

慌てて視線を彼女の顔へと戻した。彼女は意地悪そうにニヤニヤと笑っている。

「あら、遠慮なさらず見ていてもよかったのに。私のおっぱい。」

からかうような表情に顔が熱くなり、俺は恥ずかしさのあまり視線をあさっての方向へと向けた。
すると、彼女の手がちょうど俺の胸あたりに差し掛かった時のことだ。

「うひゃあ!?」

過剰に体がピクンと跳ねた。

「あら……智也さん、ここが感じちゃうんですね。じゃあ、しっかり洗ってあげないと。」

今まで意識したこともなかったが、自分の胸がこんなに敏感だなんて思ってもみなかった。
彼女は両指で揉みほぐすようにそこを洗うと、急に爪を立て、カリカリと繊細な刺激を与えてきたのだ。

「ちょ、ちょっと……澄花さん……!」

だが、彼女は俺の目をじっと見つめたまま、逃がしてくれない。
可憐な見た目に反して、もしかしてこの子はかなりのSなのではないだろうか……。
としばらく悶絶させられた後、ようやく解放された。

そのまま彼女の手はお腹を伝って降りていき、ついに“本番”の場所へと差し掛かる。
彼女は体を洗うためのハンドタオルを脇に置くと、自分の素手にたっぷりと石鹸を泡立て始めた。

俺はこれから訪れるであろう初めての体験に、期待で胸を大きく高鳴らせていた。


「では、智也さんのかわいいかわいいおちんちんを洗っていきますね。まずは、たまたまから。」

そう言うと、彼女の温かい手が、風呂椅子の上に預けていた睾丸に優しく触れた。
泡をまとわせた指先で、揉み込むように柔らかく洗われていく。

「ふふ、ちゃんと袋の中にたまたまが二つ入っていますね。」

優しくコリコリとその感触を確かめるように指を滑らせてくる。
それが、あまりにも気持ち良すぎた。
弄ぶように睾丸を弄られると、竿の先端からうっすらと透明な汁が溢れ出してしまう。

「あらあら、待ちきれなくてよだれを垂らしていますよ。」

彼女は再度石鹸を泡立てると、昂ぶった竿の方へと手を伸ばした。
……が、そこでぴたりと動きを止める。

「うーん、やっぱりおちんちんを直接洗ってあげるのはまずいかな。自分で洗ってもらえますか?」

その言葉に、俺は愕然とした。
まさか、こんな生殺しの状態で放置されるなんて……。

「え? い、いや……洗ってもらえないんですか?」

思わず情けない声を漏らしてしまう。
すると、彼女はニッコリと悪戯っぽく微笑んだ。

「どうしても洗ってほしいなら、お願いしてください。『僕は自分でおちんちん上手に洗えないので、洗ってください』って。」

まさか、自分からそんな言葉を懇願させるなんて。
しかも、恥ずかしい台詞付きだ。
だが、童貞の俺が好きな子の洗体という名の手コキのチャンスを逃すわけにはいかなかった。

「お、お願いします……! 僕は自分じゃ上手におちんちんを洗えないので、澄花さんに洗ってもらいたいです……」

プライドを投げ捨てた、渾身のセリフを喉から搾り出す。

「ふふ、よくできました。」

彼女は満足そうに目を細めると、泡に包まれた手で、俺のそこを優しく握りしめてくれた。
その衝撃は、身体中に電撃が走り、最終的にちんちんに直撃したかのような感覚だった。
当然かもしれないが、小さい時より大きくなった時に握られる方が快感が増している。

「それじゃあ、洗っていきますね。ごしごし。」

彼女はそう言いながら、滑らかな手つきでリズミカルに上下させ始めた。
これは完全に手コキだ。
石鹸の泡が最高の潤滑油となり、ぬるぬるとスムーズに刺激を与えていく。

「あ……あぁっ、気持ち良すぎる……」

恍惚の声を漏らす俺を見て、彼女はまたニヤリと笑った。

「……もしかして智也さん、童貞ですか?」

ストレートな質問に、一瞬で正気に戻りそうになる。

「い、いや……あの……はい……すみません……」

俺は情けなく告白した。

「謝らなくていいですよ。そっか、私が最初に触ったんだ。」

どこか感慨深そうに呟く澄花さん。
短小で、包茎で、しかも童貞。全てを澄花さんに知られてしまった。
俺ががっくりと項垂れていると、彼女が下から顔を覗き込んできた。

「どうしたんですか? 私は、智也さんが他の女の子に触られていなくて、すごく嬉しいですよ?」

眩しいほどの可愛い笑顔。
これって、期待してもいいのだろうか。

「ほら、こっちはこんなに元気いっぱいなんですから。顔を上げてくださいね。」

クチュクチュと股間を洗う音が響く。
洗体という名目のはずなのに、快感の波が怒涛のように押し寄せてきて、意識が上り詰めさせられていく。

「澄花さん……本当に、気持ちいいです……っ、もう、出ちゃいそうです……!」

「いいですよ。私の手で、いっぱい気持ちよくなってくださいね。」

天使のような笑顔と声。もう、耐える必要なんてないんだ。
そう思ってしまったら、ダムなんてすぐに決壊してしまった。

「っ、あ……イクっ……!」

澄花さんの手の動きに合わせて、ピュッピュとリズミカルに溜め込んでいた想いを吐き出していく。
もし風呂椅子に座っていなかったら、間違いなく腰が砕けて倒れ込んでいただろう。

「あはっ! すごくたくさん出ちゃいましたね。」

澄花さんの手は、俺から吐き出された白濁した液体で白く染まっていた。
彼女は石鹸の泡と混ざり合ったそれを、興味深そうにじっと観察し、クンクンと匂いまで嗅ぎ始める。

「あ、澄花さん……! 汚いですから!」

俺は慌ててシャワーの蛇口をひねり、彼女の手元へお湯をかけて洗い流した。

「あらら……せっかく智也さんが出してくれたのに。」

流れていくそれを、彼女はどこか名残惜しそうに見つめていた。

もしかしたらこの子は、俺が最初に抱いていたイメージとは、少し違う一面を持っているのかもしれない。
……だが、以前よりも確実に彼女へ惹きつけられている。
それだけは、間違いのない事実だった。


「あらら、私としたことが……」

澄花さんが急に芝居がかった声を上げた。
一体何があったというのだろう。

「智也さんの可愛い皮を、ムキムキして洗うのを忘れていました。」

そう言ったかと思うと、彼女は小さくなりかけたそこを再び指先で優しく摘んだ。
そして、くっと皮を下ろしてきた。

「うくっ……!」

再び、快感という名の衝撃が突き抜けた。
そして、皮の中に溜まっていた精液がトロリと溢れ出す。

「この中も、キレイキレイしてあげないとですね。」

正直、自分でやるからと断ろうかとも思っていた。
だが、目の前で弾ける彼女の満面の笑みを前にして、そんな野暮なことが言えるわけもなかった。
俺は再び弄ばれる覚悟を決め、口を開いた。

「……皮の中の洗浄も、よろしくお願いします。」

すると、彼女は俺の頭を優しく撫でてくれた。

「ふふ、よく言えました。いい子いい子。」

たぶん澄花さんは俺より年下だと思う。
それなのに、そんな子に頭を撫でられて心踊っている自分がいた。
もう俺は、彼女の手のひらから逃れることなんてできないのだろう。

「じゃあ、シャワーを当てていきますね。かなり敏感だと思いますけど、我慢してくださいね。」

少し強めの水圧のシャワーが、普段隠されているデリケートな部分へダイレクトに当てられる。

「う、うぅ……かぁっ!」

思わず口から情けない声が漏れる。
だが、耐えなければならない。
これこそが、俺が彼女に向ける忠誠の誓いなのだから。

「あら、また大きくなってきましたね。」

彼女の言う通り、さっき出したばかりだというのに、そこは再び昂ぶりを見せていた。
むき出しの亀頭が、シャワーの刺激を受けて熱を帯びていく。
あまりに敏感すぎるはずなのに、もっと刺激を求めて身体が火照っていくようだった。

「……あれ? もしかして私の手より、シャワーの方が気持ちいいですか?」

その言葉にビクッと身体が反応した。
何だか分からないが、本能が「ここで返答を間違えたらマズい」と強烈な警告を発している。

「ち、違います! 澄花さんの手の方が、何倍も気持ちいいです!」

俺が必死で訴えると、少しだけ不機嫌そうだった彼女の表情がふっと和らいだ。

「そうですよね。シャワーなんかでイッたりしませんよね。」

そして、彼女はチラリと壁の時計に目をやった。

「今から3分間、このシャワーに耐えられたら智也さんの言葉を信じてあげます。頑張ってくださいね。」

3分間……。
これは何が何でも耐え抜くしかない。
これこそが、俺の想いを証明できる唯一の方法なのだから。
冷静に考えればそんな理屈はないのだが、今の俺にはそれしか頭になかった。

露わになった先端に、シャワーの強い水流が容赦なく浴びせられる。
さっきよりも近い距離から水圧が襲いかかってくる。

「ぐっ……!」

これは本当にマズいかもしれない。
チラッと時計を見るが、まだ10秒も経っていなかった。
澄花さんはどこに当てれば一番効果的か、その角度を探るようにじっと観察している。

「す、澄花さん! これダメだって! 耐えられない……!」

つい弱音を吐いてしまった。
だが、顔を上げた澄花さんの瞳はどこか冷ややかだった。
もしここでシャワーの刺激に負けて射精してしまったら、本当に彼女との縁が切れてしまうかもしれない。
それだけは絶対に嫌だ。
俺の将来を左右するかもしれない、試練の3分間が始まっていたようだ。

水流の刺激になんとか耐えようともがき続ける。
すると、少しずつ感覚が慣れ始めてきたようだ。
チラリと時計を見ると、1分が経過している。
これなら3分間耐え切れるかもしれない。

「もしかして、このままの刺激で終わると思いました?」

彼女がふっと囁くと、シャワーを動かし始めた。
一番敏感な裏筋あたりに集中させるように、左右に振り始める。
単調だった水流に、新たな刺激が加わった。

「……っ!?」

俺は必死で下唇を噛み締め、耐え続けた。
絶え間ない刺激に、意識がぐんぐんと上り詰めていってしまう。
だが、奇跡的に身体が味方をしてくれた。
下から当てられた水流の勢いで、包皮がツルッと元の状態に戻り、亀頭を覆い隠してくれたのだ。
包皮が戻った刺激はあったものの、亀頭に直接水流が当てられなくなった。

(これなら……いける!)

心の中でガッツポーズをした俺だったが、当然、彼女がそれを許すはずもなかった。

「あらあら、包茎さんに戻ったのに嬉しそうな顔していますね。恥ずかしくないのですか?」

そう言いながら、彼女はシャワーを持っていない方の手で、ズルッと剥きだしにしてしまった。

残り一分。
これはもう、純粋な精神力の勝負だ。
あと一分間耐えて、未来に繋げなければならない。
再び剥き出しにされたそこへ、容赦なくシャワーが叩きつけられる。
左右から、上下から、角度を変えて水流が襲う。
彼女の手でしっかりと包皮を固定されているため、もう逃げ場はない。

「ぐ……っ」

どうにか思考を別のところへ逸らそうとするが、その度に彼女は当て方を変えて刺激を変化させてくる。
もう限界だ……と諦めかけたその時、そっとシャワーが遠ざけられた。

「ふふ、三分間経ちましたよ。」

時計を見上げると、確かに三分が経過していた。

「……た、助かった……」

俺は安堵の息を吐き出し、胸をなで下ろした。

「やっぱり、私の手の方がよかったんですね。安心しました。」

そう言いながら、彼女は俺のそこをギュッと優しく握りしめた。
だが、俺の限界はすでに超えていたのだ。
彼女の柔らかい手の温もりが引き金となり、耐え切ったはずの身体から二度目の射精が起こってしまった。

「キャッ!」

彼女の口から可愛らしい悲鳴が漏れる。
勢いよく吐き出されたそれは、彼女の制服を汚してしまった。

「ご、ごめんなさい……!」

顔面が蒼白になる。
俺は慌てて近くのタオルを手にとり、彼女の服を拭き取ろうとした。

「あはは、大丈夫ですよ。毎日ちゃんと洗っていますから。」

彼女はいつもの天使のような微笑みでそう言った。
どうやら、彼女自身の行動に起因することなら笑って許してくれるらしい。
俺は本日何度目になるか分からない安堵の胸をなで下ろした。


エピローグ

それから、しばらくの時が流れた。

平日は毎日、夜の10時半頃にスパ銭へ通う日々。
他のお客さんがいる時には、彼女が浴室に入ってくることはなかった。
そんな時は少しがっかりしつつも、純粋にお風呂そのものを堪能して帰る。

だが、浴室に俺一人しかいない時は一変した。
彼女は笑顔で浴室に入ってくると、カチリと鍵を閉めて二人きりの密室を作る。
そして、毎回身体を洗って貰う流れでちんちんを洗って貰う。
丁寧に丁寧に洗ってくれるので、毎回気持ち良くさせられていた。

今日も今日とて、彼女の手によってすっかり絞り尽くされたばかりだった。

「ふふ、今日もたくさん出ちゃいましたね。そんなに私の手が気持ちいいですか?」

そんなの言わずもがなだった。
だが、俺の心の中には最近、小さな不安が膨らみ始めていた。

澄花さんとは、この浴室だけの関係なのだろうか。
もしフリーパスの期限が切れてしまったら、ここに通う頻度も落ちてしまう。
そんな形でお別れになってしまうなんて絶対に嫌だ。

俺は覚悟を決め、あの日のよりもほんの少しだけ勇気を出して踏み出すことにした。

「あ、あの、澄花さん! 良ければ今度、休みの日にでも食事に行きませんか……!?」

彼女は目を丸くして驚いていた。
まさかそんな誘いを受けると思っていなかったのかもしれない。
ほんの数秒の沈黙が、俺の中で重い後悔の念を生み出していく。

しかし次の瞬間、澄花さんの表情がぱっと華やかな笑顔に変わった。
そして、俺のちんちんをキュッと優しく握りしめてくる。

「……ふふ、やっと誘ってくれたんですね。おちんちんと一緒で、奥手すぎて心配しちゃいましたよ。」

ドキッと心臓が大きく跳ね上がる。
彼女は俺にすっと顔を近づけると、ほっぺたにチュッと愛らしく唇を当て、耳元で甘く囁いた。

「今度は……私も気持ちよくしてくださいね。」

さっき吐き出したばかりだったちんちんが、熱を帯びて痛いほどに昂ぶっていた。
その痛みが、これが夢ではないことをはっきりと証明していた。

END


ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

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